mixiユーザー(id:298010)

2014年03月22日19:37

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ドルコストアベレージ

Yahooニュースで2月の記事が上位ランクに入っていた。[1]

Dollar Cost Average (DCA)を給油に応用しようとしています。

最近ガソリンの価格が騰がってきたからでしょうか。



記事の例を抜粋しますと、

---- ここから ----
   20リットルずつ給油するのではなく、2000円ずつ給油。
  そうすれば、価格の安いときはたくさん給油して、価格の高いときは少しの給油となり、
  平均取得価格は同量ベース給油より低くなるのです。

   例えば、毎週2000円ずつ給油するとすると

  一週目 100円  20リットル
  二週目 160円  12.5リットル
  三週目 100円  20リットル
  四週目 150円  13.3リットル

   の給油で一か月65.8リットル給油して支払価格は8000円。平均価格は121.58円。

   ところが、20リットルずついれると、(100+160+100+150)÷4週=127.5円!

   ここで5.92円も差がでるというわけです! 運用での知識を身近な生活にも活かしてはいかがでしょうか?
---- ここまで ----



でもちょっと考えてみましょう。

DCAは消費の時点で平均取得単価よりも高くないと意味がありません。

(投資でDCAが有効となる前提として、長期的に価値が騰がる必要があります。)

ガソリンの場合、1か月かけて給油して、次の月に使うわけではありません。

給油したらすぐに消費されていきます。



この例で、週平均16.45リットル消費していることに注目します。

そうすると、二週目に足りなくなってもう一度給油することになります。

実際には、

  一週目 100円  20リットル  → 残り3.55リットル
  二週目 160円  12.5リットル → 0.4リットル足りない、もう1回給油が必要!
        160円  12.5リットル → 残り12.1リットル
  三週目 100円  20リットル  → 残り15.65リットル
  四週目 150円  13.3リットル → 残り12.5リットル

こうすると、78.3リットルを10000円で買ったことになります。

この場合、平均127.7円で、毎週16.45リットル入れるよりも微妙に割高です。



もう一つ、タンク容量による上限があります。

安い時にたくさん買いたくても、満タン以上は入りません。



というわけで、ガソリンにDCAを適応した場合、高い時は頻繁に給油するはめになり、

安い時は買える量に制限があり、あまり効果はありません。


自宅にタンクローリーがある場合は別かも。(笑)


[1] http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00010001-manetatsun-bus_all

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