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2014年02月27日09:07

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性犯罪歴のある男たちの村、米フロリダ州

※論旨に必ずしも全て同意している訳ではありません

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000014-jij_afp-int
AFP=時事 2月22日(土)13時4分配信


性犯罪歴のある男たちの村、米フロリダ州

米フロリダ州パホーキーのミラクルビレッジで、未来の住人のために住宅の電気結線を修理するデビッド・ウッズさん(奥)とマシュー・リッチーさん(手前、2014年1月27日撮影)。

【AFP=時事】米フロリダ(Florida)州南部の湿地の奥深く、最も近い町から何マイルも離れた場所に、サトウキビ畑に囲まれた村、ミラクルビレッジ(Miracle Village)はある。村のそばを流れるかんがい水路は、ワニの群れでいっぱいだ。

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 村の名前はのどかな田舎の保養地を連想させるものだが、パホーキー(Pahokee)そばにある、かつてプランテーション(大規模農園)だった村は今、住民のほとんどが性犯罪で刑期を務めた男たちだ。

「115〜120人の性犯罪者が現在、ここに暮らしている」とミラクルビレッジの住民で事務局長を務めるパット・パワーズ(Pat Powers)さんは語る。

 がっしりとした体格の60代のパワーズさんは、16歳未満の子どもに性的いたずらをした罪で12年間服役した。現在は週に1回のセラピーを受けながら、暑さと湿気で冬でさえも天井のかびが消えることのない村の教会を維持するため、休むことなく働いている。

 1960年代までは、カリブ海から季節労働をしに来るサトウキビ労働者がこの村で暮らしていた。その後、進んだ機械化で、サトウキビ会社の必要とする労働者は減少、プランテーションは荒廃した。

 2009年にキリスト教系NPOの「マシュー25ミニストリーズ(Matthew 25 Ministries)」が、性犯罪者たちに住まいを提供するために元プランテーションを使用し始めたころ、この一帯は「どこにでもネズミがはびこる」場所だったとパワーズさんは振り返る。

 現在はよく芝が整備され、住宅は住民たちの手によってすでに改装が済んでいるか、修繕が続けられている。

「ここに暮らすことを強制されている人はいない」とパワーズさんは説明する。だが大半の住民にとっては、ミラクルビレッジが唯一の選択肢なのだ。


■刑期を終えると、世間から冷遇

 出所したパワーズさんにとって、住む場所を見つけることはほとんど不可能だった。フロリダ州法は、学校または遊び場、公園の周囲1000フィート(約300メートル)に性犯罪者が暮らすことを禁止している。

 条件を全てクリアする住宅を見つけることができたとしても、性犯罪者へ住宅を貸すことを拒否する家主は多い。結果として、フロリダ州の多くの性犯罪者が、橋の下や自然の中で野宿しているとみられている。

 だが新たな人生を歩み出す障害となるのは、居住要件だけではない。

 米各州は性犯罪歴がある人物の住所と個人情報をウェブサイトで市民に公開している。これによって就職は特に困難になる。毎日スーパーへ買い物に行くことさえ悩みの種になることもある。

「ウォルマート(Wal-Mart)のような店やスーパーに行くと、入ったとたん、そこに掲示板があって、そこに自分の写真が貼ってある。誰かに見られると──その次には警官に取り囲まれている。どこに行っても、そういう目に遭うんだ」と、住民のデビッド・ウッズ(David Woods)さんは語る。


■全ての性犯罪は等しく扱われるべきか? 

「一度(性犯罪者リストに)登録されると、一生消えない」とパワーズさんはいう。「たとえ死んでも、登録されっぱなしだ」。子どもに性的いたずらをしたことに対する当然の罰かもしれないと認めてもいる。だが、若い性犯罪者には、別の規則が適用されるべきだとパワーズさんは考えている。

 最近ミラクルビレッジに住み始めたマシュー・リッチー(Matthew Richey)さんは19歳だ。当時15歳だった恋人と性的関係を持ったとき、リッチーさん自身も未成年だった。

 リッチーさんは自分の名前がレイプ犯や小児性愛者と一緒にリストに掲載されるのは間違っていると思っている。「どんな罪を犯したのかは無関係で、みんな自動的に児童レイプ犯と呼ばれるんだ。恐ろしい性犯罪と全て一緒くただ──違いなんて誰も気にしてない」とリッチーさんは語った。

 フロリダ州法執行当局のウェブサイトによれば、性犯罪者の居場所を公開することは「性犯罪者から自分と家族を守る上で重要な情報を市民に提供する」意味があるという。フロリダは1997年に全米の州で初めてインターネットで性犯罪者のリストを公開した。現在では、写真と住所、犯罪記録を掲載したリストが4万件を超えている。

 だが、このようなリストが公開されていることで社会復帰が困難になっているとの批判もある。

「処罰は受けるべきだが、出所して保護観察期間が終わり、処罰が済んだ後になっても、現在の法律は元受刑者たちの社会復帰を阻害している」と語るのは、性犯罪法の改革を求めるボランティア団体「リフォーム・セックスオフェンダー・ロー(Reform Sex Offender Laws Inc)」のサンディー・ロゼック(Sandy Rozek)氏だ。

 ロゼック氏は、法による制約と公開リストが「人間以下とみなされる人々の下位文化」を生み出していると批判。「社会への再編入こそが再犯率を下げることは、研究により示されている」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
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最終更新:2月22日(土)17時48分

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