今日は下北沢の440で中山加奈子さん定例の”バラ色の〜”シリーズ、バラ色のバレンタイン、のライブでしたが、まさかの大雪
翌日が休みだったらどんな事してでも向かったんだけど、明日絶対遅刻出来ない程仕事コミコミなので・・泣く泣く行くの諦めました・・
チケット、10番台だったのになぁ・・
・・でもセニハラハカエラレナイ。
きっとまた次の機会あるさぁ・・
ってんで”冬にボコボコにやられてしまった訳ですが・・加奈ちゃんの”冬の詞”をふたつ、紹介します。僕も大好きなニューヨークの冬景色
ニューヨーク[1]
朝食はぶどうとスイカとミネストローネ
今日はよく晴れた 雪が溶けている
ピリっとした風を この部屋に流し込み
大きな息でタバコを吸い ベッドの中へ
「さむいっていいね」空気が透明な気がするね
「あたたかいっていいね」体がじんわり緩むのがわかる
知らない景色と雑踏に囲まれて
逆に安らかになれた自分に気付く
かたむきかけた木のテーブルに 赤と白のチェックのクロス
花でも買いに行こう チュールップを全色
窓から顔を出し 遠くのアパートを見れば
屋上の陽だまりに座っている私がいた
「今日は名にをする?」1000通りもある選択
「何もしなくてもいいんだよね?」何もしないのは”してる”ってことだよ
眉負の空の中 ぼんやる見上げた空から
今度は優しい雨が降ってきた
でも もう私は 嵐でも泣くことはないだろう
ニューヨーク[2]
崩れ落ちそうなビルの隙間に 午前十時の鐘の音がしみていく
向かいのアパートの屋上では 換気孔の先がくるくるまわり
遠くからクラクションが絶え間なくきこえてくる
陽にやけた煉瓦 錆びた非常階段
小さな窓をたくさんつけた 背の高い建物の群れ
曇り空のニューヨーク 温かいものなどほしくない
この街では 太陽は空ではなく心の中に住むものらしい
今日はどこでブラリとしよう 角の店でフレッシュジュースを飲んで
後は決めなくていいや マイナス5℃の寒さに抱かれよう
どちらも1995年に出版された『買えない運命』に収録された詩です。
この次の”ニューヨーク[3]"は⇧の”ブロードウェイ”の原詞であろう詩が収録されてます。
一度だけ自分も真冬のNYに行った事があるけど、暖冬だったにも関わらず耳や鼻がちぎれる程寒かった
でもこの詩のように捉えれば、普段の寒さも楽しめるかな?
「さむいっていいね」空気が透明な気がするね
「あたたかいっていいね」体がじんわり緩むのがわかる
後は決めなくていいや マイナス5℃の寒さに抱かれよう
特にこの二つのフレーズが、好き♪
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