初志挫折。

ねぼすけの息子は

「雪積もってるよ〜」

と聞いた瞬間、マンガのようにピョーーン！と、跳ね起き、日常のノロマさが嘘のようにちゃっちゃと身支度すると犬のように外に飛び出してゆきました。
私も誘われたけど、とんでもない。
私はこたつで丸くなるネコなのよ。

でも、ベランダから一人で遊ぶ息子を見てたらちょっと可哀想になって公園の息子に声をかけました。

「たくー！お母さんも今から行くよ−！」
「やったー！雪合戦しよー！」
「完全防備で身支度するからちょっと待ってて−！」
「わかったー！」

多分人の何倍も寒さに弱いのに、私ってなんていいお母さんだ…と、自画自賛しつつ決死の覚悟で公園へ。すると、

「雪だるま作るのって意外とむずかしい…」

と、雪だるまを作りながら待ってた息子。
いかん、これはいかん。
自分でもう結末が見えてしまう。
四苦八苦してる息子にアドバイスしているうちに、案の定、自分が夢中になってしまいました(^^;)

「お母さ〜ん、雪合戦は〜？？」

と、息子に催促されるたびに

「うん…ちょっと待って…」

と、待たせに待たせ続け、結局、雪だるまが出来上がった頃には私が寒さの限界で部屋にもどることに(-_-;)ｺﾞﾒﾝ...

「雪合戦しなかったの？」
「お母さんが絵を描いたり、なんか作り出したりしたらもぉしょーがないでしょ？」

父親と息子の会話に胸が痛む…
息子、明日こそは雪合戦しよーね。

と、約束しつつ、明日は息子の友達連中を何人か呼んでやっぱり私はこたつで丸くなるネコでやり過ごそうと目論む、どーしてもいいお母さんにはなれない私なのでした(｡-_-｡)ﾀﾞｯﾃﾎﾝﾄｰﾆｻﾑｲﾉﾆｶﾞﾃﾅﾝﾀﾞﾓﾝ