mixiユーザー(id:22209061)

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2014年02月07日00:36

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ハイサイクルカスタムはいくらでできるか？　③

メンバー依頼のハイサイクルカスタムはまったく進んでいません

「蝶歯ギア」は時間がかかり過ぎそうなので今回はとりあえずパス。

それで従来型のギアでいこうと思っていますが、大きな壁にぶち当たっています

今まで作ってきたハイサイクルカスタムはサイクルが早くなればなるほど高回転高トルクのモーターとモーターに似合ったバッテリーを使っていたので結構簡単に秒間30発なんて出来ていたのです

それをニッカドの8.4ｖで回すとなると道がまだ見えてきません

そんな時、他のメンバーからマルイのハイサイクルモデルの修理依頼がきたので「元々ハイサイクルモデルだし、ヒントが隠れているかも？」と先にそちらをする事にしました。

故障はメカボックスの破損・ピストンの破損・ギア欠け・停弾です

このメンバーはメカボックスを開けてメンテナンスは出来るので、ハイサイクル用のメンテやカスタムが出来るように私の家に来て貰って部品交換をしてもらいました

まぁ簡単に出来ると思っていたのですが、甘かったです

このメンバーが持って来た交換用のメカボックスはＣＹＭＡのメカボックスで
しかも、私の知らないタイプでした。

私が知っているＣＹＭＡのメカボックスは反ったり、バリが多かったりで悪いかな？って思いましたが、組んでみると意外に良かったので、あまり気にせず作業にかかりました

まず、分解してメカボックスを洗浄します

ＣＹＭＡは「あの」緑グリスを使っていますので、そのグリスを拭き取ってパーツクリーナーを吹いてから洗剤で洗ってから必要箇所を削ったり磨いたりしてもらいました

そのあとパーツの選定をして貰ってパーツの加工に入ります

交換するパーツは

ＳＨＳのハイスピードギアセット
ＢＤのシーリングノズル
ＤＡの7枚金属歯ピストン
ライラックスの可変給気ピストンヘッド
ＤＡのセクターチップ
エレメントのベアリング付きスプリングガイド

あとギアが変わるので逆転防止ラッチも交換しました

交換するパーツのほとんどが中華パーツなのでパーツの加工から始めます

中華パーツはポン付けが出来ると思っていると痛い思いをする事がありますので、仮組みをして確認しながら取り付けていきます

そうする事によって良質の安価なパーツとなります

ギアセットはバリ取りをして、軸・ギア先を確認します

シーリングノズルはＯリングにオイルを付けて使用します

ピストンは後ろから2番目のラックギアを削ります。この時出来るならギアだけを削り補強にリブは残していた方がいいです

セクターチップはギアに合わせて取り付けます
スプリングガイドは特に加工はいりませんが必ず、仮組みをしてちゃんと動くか確認をしてください

それではメカボックスの軸受けの入る穴の周りのバリを取り、脱脂して、ネジロックを付けて軸受けを押し込んでいきます。この時出来れば治具を作って作業した方がいいです

治具がない時は、出来るだけ均一に押し込み、どうしても入らない場合だけ、軽くコツコツと叩いてください。間違っても軸受けを叩き入れてはいけません

軸受けはメカボックスより硬い事があります。それを叩き入れるとメカボックスが歪んでしまう危険性があります。

軸受けを入れたら傾きが無いか？つばがきちんとメカボックスに付いているか？確認をします

軸受けを付けたらギアをセットしてシムを調整します

あまり難しく考えずに１番スムースに動く様に時間をかけて色々試してみて下さい
ハイサイクルの場合はよりシビアですが基本は同じです

あとは仮組みしたパーツをグリスを付けたりしながら組んでいきます

グリスは多すぎても、少なすぎても巧く無いですが、周りに飛び散らかさずに表面に少し残っているくらいが維持できる量が適量です

タペットプレートだけは当てては削りを繰り返してください

パーツを組んだらエア漏れが無いかチェックしてメカボックスを閉めて、通電して動作確認をします

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