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2014年01月16日19:10

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田母神俊夫が大嫌い(駄犬のインチキコラム)

公明党都本部が舛添氏を推薦
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2725137

「蝙蝠禿」と舛添氏の事を私はそう呼んでいる。参議院議員一期目は自民党が圧倒的に勢いがあった小泉内閣時に、比例区でトップ当選し、二期目も比例区トップ当選、そして厚生労働大臣にも抜擢された。しかし、2009年に民主党政権になった途端、自民党に反旗を翻し、新党を立ち上げ、最後は除名された。風向きが変われば、裏切る野心家、だから「蝙蝠禿」なのである。関ヶ原の小早川秀秋のようなものだ。自民党・小泉進次郎衆院議員は「党を除名された方を支援することも、支援を受けることもよく分からない。応援する大義はない」*1というがまさしく正論である。

政策の優劣云々以前にこんな男が都民の信頼を得られるのか?とは思うが、しかし、知名度は候補者の中でもピカイチであり、自民公明の支持も大きい。小泉元首相が全面的支援をする細川元首相による番狂わせが無い限り、おそらく当選候補の本命とされていることであろう。そもそも猪瀬都知事の後を引き継ぐ以上、金銭問題で総理の座を降りた細川元首相では圧倒的に不利なのだ。頼りは『脱原発』支持層と小泉元首相の政治力のみであるが、これもどこまで選挙に影響を及ぼすかはまだ未知数である。

ただネット上では本命はなんと田母神俊雄氏であるという声も散見できる。舛添氏、細川氏、宇都宮氏という候補者をレッテル張りするなら「サヨク」「左派」であり、一方で田母神氏は唯一の「保守」であることから支持が広がっているというのである。田母神氏は防災をその政策の主張に挙げている。元自衛官という経験を活かしての主張であるから一見、説得力もある。また評論家として保守系メディアによく登場する事から知名度も高いという考えであろうか?

だが、懸賞論文に係る一連の騒ぎ程度でしか、田母神氏の名は一般に知られているとも思えない。維新の会の応援も石原共同代表の単独によるものであるそうだ。そして政治家としての実績は一切ない。彼の主張する防災は当然に重要視されるべき政策ではあるものの、それ以外の政策についてはほぼノープランである*2。批判的に見れば田母神氏は地方自治についての見識に欠ける部分があるのだろうと言わざるを得ない(もちろんこの点は他の候補者にも言える事ではある)。

また田母神氏は迂闊な発言が多すぎるという政治家として致命的な欠点も抱えている。つい先日もこの都知事選を控えている時期にNHKニュースのサッカー云々で炎上である。だが、それくらいならまだいい。2012年の米兵による沖縄女性暴行事件では被害者女性を貶めるような発言もしている*3。名を知られた評論家として特定の一般市民を批判するという行為自体、問題であるが、そういった者に権力を預けるというのは危険なことに思える。誰かを傷つけるかもしれない自身の言葉の重みを分かっていないからだ。

私はこういった配慮に欠ける田母神氏が今回の都知事選候補者の中でも一番嫌いである。人の傷口に塩を塗り込むような真似を平気でするような者は「保守」「サヨク」といった政治信条以前に人として間違っていると思うからだ。同じような理由で田母神氏支持に二の足を踏む人も多いのではないだろうか?今回の都知事選、この舌禍バカッターが唯一の保守系候補だそうだから、保守系に入れたい有権者は悩ましいところであろう。

*1
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/01/16/01.html
*2
http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-11749756528.html
「もちろん都知事の仕事は災害対処のみではなく、もっと生活に密着した仕事が多数あることは承知している。それらの仕事は、実情をよく知るとの公務員の皆さんの意見をよく聞きながら決断すればいいと思う。」
*3
https://twitter.com/toshio_tamogami/status/259433401663246338
「沖縄女性暴行事件でテレビが連日米兵の危険性を訴えるが、この事件が起きたのは朝の4時だそうです。平成7年の女子高生暴行事件も朝の4時だったそうです。朝の4時ごろに街中をうろうろしている女性や女子高生は何をやっていたのでしょうか。でもテレビはこの時間については全く報道しないのです。」
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