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2013年12月20日01:58

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サブカルが理解できていないからこのような齟齬が生じる

「オタク」と「サブカル」のちがいって?⇒オタクは「秋葉原」、サブカルは「下北沢」!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=2694141


所謂「サブカル」=「サブカルチャー」と言うのは「萌芽的文化」の事である。

「文化(カルチャー)」と言うものはその成立までに「社会認知」や「継続安定性」などが求められる。
例えば「演劇」や「工芸」「オペラ」などは既に一過性ではなく、社会的に認知評価されている。

ところが新しく萌芽したアート等はそれが一過性(ブーム)で収束するか
文化(カルチャー)として成熟し得るかに於いて将来的未知数を含んでおり
その中でも一定数以上のクラスタを抱えるアート等に対して
ポスト・カルチャーとして認識し得る対象に付けられた呼称が「サブカルチャー」なのだ。

これは例えば1980年代に於いては「大人アニメ」や「大人マンガ」もそこに含まれており
コアとなっていた他の「サブカルチャー」は「インディーズミュージック」や「カルトムービー」
「小劇団」「前衛舞踏」「コンピューターアート」「コンピューターゲーム」「ストリートファッション」等々
現在に於いては市民権を獲得し「カルチャー」として認識されているものも多数含んでいた。

もちろん現在に於いてはその「空席」に別の「アート」が入り込んでいるだけなのだが。
例えば「痛車」「聖地巡礼」「VOCALOID音楽」などはヲタク系カテゴリであると同時に
「サブカルチャー」として成立しているし
「twitter」「LINE」といったコミュニケーションツールなども
既に「サブカルチャー」化しているのだ。


一方「おたく」とは何か?

中森明夫氏によって「漫画ブリッコ」(これもひとつのサブカルチャーであった訳だが)内で
定義されたitは同人誌やアニメブームによって生じた病理的因子としてのものであった。

それが月刊OUTに於ける当時の編集者R2氏系クラスタに対する「呼称」として拡散され
1989年の宮崎勤事件を契機に「社会的蔑称」として定着したのであるが

その後宅八郎氏(彼は系統としては「おたく」ではなく「サブカル」の文筆家であるが)や
岡田斗司夫氏の活動等々、また著名人の「カミングアウト」や
サブカルとしてのアンダーグラウンドであったものが一般的カルチャー化した時間経過により

現在では「おたく」に対しての社会的イメージは「ネガティブではあっても許容範疇」までに
回復していると言えよう。


詰まりは「サブカル」内に所属する一部クラスタが「オタク」と定義する構造がより正鵠であり
違いを求める事自体がナンセンスなのだと断言しておく。


どこにでもいるのよ。困ったちゃんは。
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