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2013年12月06日20:23

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アニメ:坂道のアポロン感想

坂道のアポロン(全12話)見終わったので軽く感想をば。

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以下あらすじ転載。

1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校してきた男子高校生・西見薫。転校初日、バンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。更に、薫は千太郎の幼馴染・迎律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。




この作品の魅力は何といってもジャズシーン!

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演奏の作画の素晴らしさはもちろん、その場面場面での演奏者の感情が音に表れてるように感じるんですよね。
これにはホント驚きました。こんな表現方法もあるのかと。
一番最初に薫がおっかなびっくり演奏するシーン、喧嘩した後の地下でのセッション、二人がすれ違っていたところでの学園祭セッション(これはこの作品でも屈指の名シーン!)、千と淳兄とのお互いの気持ちを全てぶつけるようなセッション・・・どれも最高でした。
言葉がなくとも、まるで音楽で語っているかのような躍動感溢れる演奏シーンには思わず見入ってしまう。音楽の魅力を最大限に生かしているように感じました。

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演奏者も本当に楽しそうに演奏するので見ているこっちまで楽しくなってくるんですよ!
JAZZっていいなぁ、音楽っていいなぁ、そう思える作品だと思います。
音楽は菅野よう子さんが担当でそこも抜かりはありません。


男同士の友情(ホモじゃないよw)モノとしてもめっちゃ良かった!

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これはジャズシーンにも繋がるんだけど、薫も千もそんなに引きずらないし、片方が困ってるときは親身になって心配するところが良い。

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特に千はすげー良いやつだった。。こんなやつが学生時代に友達にいたらめっちゃ楽しくなっただろうなーって思うw
薫視点で感情描写が丁寧にされてるから感情移入もできる。
糸電話のシーンとか、学園祭のときの幕越しで話を聞くシーンとかの演出もかなり好み。


舞台が長崎なので方言のキャラが多いんですが声優さんの演技も素晴らしく全く違和感無かったです。
りっちゃんの人も聞いたことない声優さんだったけどキャラにピッタリ合ってて良かった。

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キスのときに「(風邪)うつってもよか」とかちょっと可愛すぎんよー!


恋愛模様もどうなるかなかなか読めなくてドキドキでしたね。特に百合香はこう展開するとは思ってなかった。
キャラの切ない感情もリアルに伝わってきて胸が締め付けられたよ・・・。
駆け落ちシーンは不覚にもウルっときてしまった(;_;)


ただ最終回付近は失速していった感が否めない・・・。
千が失踪する必要性をあまり感じなかったし、その理由も曖昧だったからスッキリしなかった。
そしていきなり時が流れて8年後で再会してハッピーエンドってのはしっくりこない。なんで8年後?w
でもまぁ欝ENDじゃなくて良かったよ。


最後は少し惜しいなという感じでしたが、全体的にはかなり楽しめました。これは間違いなく名作だと思います!
是非ともみなさんにも見てもらいたいですね。
音楽(ジャズ)・男同士の友情・複雑な恋愛模様、この当たりのワードにピンとくる方には特にオススメです。
いやー面白かった!

次はげんしけんの2期を見ようかな。
2 12

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