日韓歴史の真相２題（関東大震災、伊藤博文）

　２０日各紙。韓国政府は、駐日韓国大使館の引っ越し作業で、「関東大震災での朝鮮人虐殺」「３・１独立運動での犠牲者」「元戦時徴用工」の名簿が発見された、と発表した。

　関東大震災での犠牲者は２９０人。これには「地震で死亡」「憲兵に銃殺」などが含まれる。数千人が虐殺されたという説もあるが、韓国政府は「韓国内だけの調査である等、限界があり少なくなったのでは」とする。

　３・１の犠牲者は６３０人。元徴用工は２２万９７８１人で、これまでの調査より約５０００人多い。


→　関東大震災当時の（日本）内務省による公表では、過剰防衛で殺された無辜の朝鮮人は２３３人なので、概ね上記２９０人と合致する。内務省が把握してなかった事件もあるでしょうから、殺された朝鮮出身の人は数百人程度か。

　「関東大震災で、罪無き朝鮮人が数千人虐殺されたのだ」説は史実そのものではなく、地震による死者や、関東以外での虐殺も合わせ推測した、最大値の可能性が高い。

　まぁ無辜の数百人が殺された、だけでも大事件ではあり、お詫びしなければならないことだけど。韓国に関係する歴史問題は「ほっとくとジワジワ数字が大きくなる、誇張される」のは、慰安婦問題だけでない、と。





　２０日産経。新渡戸稲造のエッセー？（論文？）「偉人群像」中に、明治41年頃ソウルで伊藤博文・韓国統監に面会した話が載っている。新渡戸は友人の官僚に、日韓併合に消極的な伊藤を説得するよう頼まれ赴いたのだが。

　新渡戸「朝鮮人だけで、この国を開くことが果たして出来ましょうか」

と日本人の大規模移住を説くと、

　伊藤　「君、朝鮮人はエライよ。この民族にしてこれしきの国を自ら経営出来ない理由はない」

と退けた。


→　コリア趣味な人にとっては、あるいはコミック「『坊ちゃん』の時代」好きな人にとっては「伊藤博文は、実は日韓併合には反対だった」という説は周知。でも、私は原典を知りませんでした。その一つが、ここで紹介されている「偉人群像」なのね。読んでみたい。ネット上にあるらしいので、後で検索してみよー。