衝撃ゴウライガン!!・第8話「奇奇怪怪」
脚本・井上敏樹
監督・江良圭
前半、けっこう本気で「ホラー」ものを撮っていた。
後半、かなり本気で「戦隊ヒーローもの」を撮っていた。
感想とは全く関係ないが、最初、「ご当地ヒーロー」が「後藤ちひろ」に聞こえた(^^;)。
変身をリレーで表現するとは、なんだそりゃ(^^;)。
ホームレス山下と、アサオカミレイママと、ヒトミの友達が助かったのかどうか、全くフォローなし。
普通の番組ならこういうのは「作り手の落ち度」だが、この番組の場合これで当たり前というか、多分分かっていて描写してないんだろうな(^^;)。
あと、なんで梅干しを食べるとマギーにさらわれるのかも、謎のままだった(^^;)。まあ、理屈で考えたら負けの番組だから、べつにいいけど。
ラスト、ヒトミの家にリンが出てきた。
メモ。
http://matome.naver.jp/odai/2138092949515695901
http://drama-impression.info/%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9D%B1%E9%87%9125/34954/
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[後編]永遠の物語
地上波で放送したを録画しておいたものを、昨日家族で一緒に観た。
面白かった。
ストーリーは分かっているのに、観ながらだらだら涙が流れた。これは劇場で観た方が良かったかもしれない。
普通、TVシリーズを再編集して劇場版を作ると、「話の一部が省略されたため、映画を観ただけでは話が分からなくなった」とか、「全体のストーリーに関係ない部分を切ることにより、独立した映画としてはきちんとお話はまとまっているが、その切られた部分が自分の好きな場面だったためにがっかりする」とか、「映画の上映時間に話をおさめるために、お話の一部をTVシリーズとは改変し、違うお話にしてしまう」といったことが起こりがちである。
ところがこの映画の[前編][後編]の場合、そういった点に関する不満が全く生じない……という点が凄いと思った。
もともとのTVシリーズが全12話の尺だから、全26話とか全52話とかのアニメを再編集するよりは楽……とはいえ、それでもTVシリーズの名場面・名セリフはすべてそのまま使い(絵は描き直しているが)、ストーリーの流れも全く変えず、それで映画の尺にきちんと収めているのだから、見事だ。
元々のお話が良くできていた……ということもあるのだろうが、それにしてもうまい。
以下の感想には、
劇場版第3作のネタバレを含む(直接的な表現は避けるが)ので、ネタバレがイヤな人は読まないで下さい。
観ながら思ったことその1。
「こんなに綺麗に物語としてまとまったんだから、続編は作るべきではなかったんじゃないか。この感動が台無しじゃないか」
観ながら思ったことその2。
「『仮面ライダーオーズ』でも指摘されていたが、『夢』と『欲望』の境目って難しい。だからこういう物語を作るときは、普通はそこのところに目をつぶって『夢』とか『希望』とかを美しいものとして描いておくものだ。その方が物語が綺麗に作れるから。
そこに真面目につっこんじゃったのが劇場版第3作であり、このテーマに真面目に取り組んだら当然そこに行ってしまうことを真面目にやってしまったのだ。
でもそういうことは、真面目にやらない方が美しいよな」
観ながら思ったことその3。
「神様……みたいな存在になってしまったまどかは、ありとあらゆるパラレルワールドの過去と未来にあまねく存在し、全ての世界で起こった過去の出来事も、全ての世界でこれから起こる可能性のある未来の出来事も、すべて見えるようになった。
……と劇中で言っているのに、劇場版第3作のラスト直前に起こった『あれ』はまどかには見えなかったわけだよな。『あれ』が予見できていたら、劇場版第3作のあの展開は起こりえなかったわけだから。
……という点で、劇場版第3作をああ作ってしまったことは、TVシリーズ及び劇場版第2作の終盤のまどかのセリフをウソにしてしまったという点で、非常に残念至極というかなんというか……。
……もっとも、劇場版第3作では、ほむらによってもう一度宇宙が作り直されてしまったわけであり、劇場版第2作のまどかが見ることが出来た宇宙の未来では『あれ』は起こっていない……と考えると、一応理屈は通っている。
……でもそういうのって、理屈は通っていても物語としては美しくない。
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