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2013年11月15日06:27

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新ウルトラマン列伝・20話、大岡越前・第1部・4話

新ウルトラマン列伝・第20話 「メビウスとメイツ星人 怪獣使いの遺産」

 「ウルトラマンメビウス」の32話。

 本放送の時の感想。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=266484781&owner_id=214888
          http://mixi.jp/view_diary.pl?id=267321377&owner_id=214888

 書くべきことはだいたい本放送時の感想で書いてしまったが……

 今回観て思ったこと。

・ こういう二次創作は、同人誌でやるならいいが、オフィシャルでやっちゃダメだよな。

・ リュウは、メイツ星人を撃ったことを最後まで謝らなかったな。

・ 稚拙さが目立ち、あまり面白い話ではないが、この話、もしテレビ番組としてでは
 なく、小説として書かれたものを読んだとしたら、まだ多少は面白さを感じられたか
 もしれない。
  この話、キャラクターに『動き』がなく、何から何までセリフによる説明で話が進
 んでいる。これは「演劇」とか「テレビドラマ」の作りではない。こういう作りでも
 小説なら不自然でなくお話が成立するが、テレビ番組でそれをやっちゃうと、どうに
 も見苦しいというか……。
  自分で演劇の脚本を書くようになって分かったのだが、演劇の脚本って、ストーリ
 ーがあるだけではダメで、「役者がこれを演じる」という前提、つまり「役者の動き
 を見せて観客を楽しませる」という前提で書かないと、面白くならない。映画やテレ
 ビドラマの脚本を書くときも、同じようなことがあるのではないだろうか。
  この作品、ストーリーはあるものの、「役者を動かす」ということを全然気にせず
 に作ってるんだよな。映画ではなく小説なのだ。
  小説としても稚拙だとは思うが。

                        *

大岡越前・第1部・第4話「慕情の人」

 脚本:稲垣俊
 監督:山内鉄也

 忠相と雪絵が出会う回。
 非常に面白かった。

 アクションシーンも最初の方にちょこっとだけあるが、ほとんどは忠相と雪絵の見合い絡みの話。お互いに好き合っていながら、見合い相手が「自分が一目惚れしたあの人」だと知らないために、見合いを断ってしまう。そしてお互いに相手を探し続ける。

 忠相と忠高、雪絵と雪絵の父、雪絵の父と忠高のやりとりなどが、ものすごく愉快。
 昔のドラマってすげーな。あらすじだけ書くとどうってことのない話なのに、登場人物たちのやりとりで、ここまで面白い話にしちゃうんだもんな。役者の演技も素晴らしいが、脚本のレベルの高さがものすごい。会話の組み立てが見事。

 左門、登場せず。伊三郎、登場せず。

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