新ウルトラマン列伝・第20話 「メビウスとメイツ星人 怪獣使いの遺産」
「ウルトラマンメビウス」の32話。
本放送の時の感想。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=266484781&owner_id=214888
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=267321377&owner_id=214888
書くべきことはだいたい本放送時の感想で書いてしまったが……
今回観て思ったこと。
・ こういう二次創作は、同人誌でやるならいいが、オフィシャルでやっちゃダメだよな。
・ リュウは、メイツ星人を撃ったことを最後まで謝らなかったな。
・ 稚拙さが目立ち、あまり面白い話ではないが、この話、もしテレビ番組としてでは
なく、小説として書かれたものを読んだとしたら、まだ多少は面白さを感じられたか
もしれない。
この話、キャラクターに『動き』がなく、何から何までセリフによる説明で話が進
んでいる。これは「演劇」とか「テレビドラマ」の作りではない。こういう作りでも
小説なら不自然でなくお話が成立するが、テレビ番組でそれをやっちゃうと、どうに
も見苦しいというか……。
自分で演劇の脚本を書くようになって分かったのだが、演劇の脚本って、ストーリ
ーがあるだけではダメで、「役者がこれを演じる」という前提、つまり「役者の動き
を見せて観客を楽しませる」という前提で書かないと、面白くならない。映画やテレ
ビドラマの脚本を書くときも、同じようなことがあるのではないだろうか。
この作品、ストーリーはあるものの、「役者を動かす」ということを全然気にせず
に作ってるんだよな。映画ではなく小説なのだ。
小説としても稚拙だとは思うが。
*
大岡越前・第1部・第4話「慕情の人」
脚本:稲垣俊
監督:山内鉄也
忠相と雪絵が出会う回。
非常に面白かった。
アクションシーンも最初の方にちょこっとだけあるが、ほとんどは忠相と雪絵の見合い絡みの話。お互いに好き合っていながら、見合い相手が「自分が一目惚れしたあの人」だと知らないために、見合いを断ってしまう。そしてお互いに相手を探し続ける。
忠相と忠高、雪絵と雪絵の父、雪絵の父と忠高のやりとりなどが、ものすごく愉快。
昔のドラマってすげーな。あらすじだけ書くとどうってことのない話なのに、登場人物たちのやりとりで、ここまで面白い話にしちゃうんだもんな。役者の演技も素晴らしいが、脚本のレベルの高さがものすごい。会話の組み立てが見事。
左門、登場せず。伊三郎、登場せず。
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