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2013年11月13日06:57

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「防災航空祭」

 10日。ふと思い立って、陸上自衛隊立川駐屯地で開催されている「防災航空祭」を見に行く。なんでも、開設40周年記念も兼ねているらしー。



 自宅から基地(駐屯地)正門まで、歩いて1時間ほど。でも、交通機関に乗るほどじゃない(乗り換えないと行けないし)のでテクテク歩く。

 正門で荷物チェック(なぜか男女別)を受け、基地内に。少し出遅れたので、ヘリの地上滑走(低空飛行?)試乗の整理券は切れていた。


 順路に沿って歩き、まず自衛隊缶詰(いわゆる缶入りミリ飯)の試食に行く。五目ご飯、ツナ炒め、コンビーフ炒めを頂く。福神漬けとたくあん(大切り)は取り放題。味付けが濃いめ(肉体を酷使するんだから、当然か)だけど美味しかった。
  写真1


 次に、防災部隊の装備を見学。手術車両はトラックを横に2台、蛇腹で連結して使うんだそう。内部を見学させて貰った。面白い。

 その他、有名なオイルカッターを初めて見た。巨大なペンチ、というカンジのものだった。油圧で鉄筋なども食いちぎるらしー。

 防災バイクもあった。安倍総理が災害時、自宅から官邸に向かうのに乗るバイクってアレかしら?と係の人に言ったら、ウケていた。


 戦闘車両。「戦闘時に、ウインカーは?」と聞いたら「カバーで隠します!」だそう。そりゃそうか、うっかり普段のクセで点けたら、敵に「どっちに曲がるか」教えるようなものだよね。あと、前照灯の脇にセンサーぽいモノが各車付いていたけど、それが何か?は教えてくれなかった。秘密のセンサー?


 屋台エリアを横目で見ながら、戦闘ヘリ展示エリアに。OH-1(愛称:ニンジャ。観測用ヘリで、外見はアパッチに似てる)やAH-64(アパッチ。対地攻撃用)が展示飛行していた。カメラ小父さんたちに取り囲まれていた。
  写真2


 その奥のヘリ展示エリアには、兵員輸送ヘリ(ローターが2つ付いているアレ)や多目的ヘリ、防災ヘリなども。係の自衛官に聞いたら、本来、この基地に常駐しているのはこの防災ヘリだそう。「時々輸送機も見るけど?」と聞いたら、「たまに来るけど、たいていは入間基地に向けて上空を飛んでいるだけでは?C-1とか」とのことでした。

 このあたりのヘリを、22DDH(いずも)に積んで、フィリピンに派遣して上げたい。。。総理や防衛大臣はちゃんと検討してる?


 さらにテクテク歩いて会場の一番奥、整備エリアに。ここで高所作業車試乗整理券を貰い、少し戻る。子ども向けコーナー(制服試着、紙飛行機製作コーナー、舞台、などなど)を横目で見つつ、一直線?に屋台に。自衛隊の部隊が作っている焼きそばが大人気。豚汁?みたいなのは、今日は暖かかったため、人気が無くって可哀想。その奥には、民間の屋台が多数。ここも、売れ残りが多数出て値崩れしてた。可哀想。朝は寒く、お天気悪そうかカンジだったから、予想より人出が少ない?

 食べ物だけではなく、自衛隊章キーホルダーや制服など、ミリタリーグッヅも売られていて、男子たちが群がってた。

 お腹は減ってないので、何も買わず、屋台見物から整備エリアに戻る。途中、空挺団コーナーに寄って、パラシュートを背負わせて貰った。フル装備で20数kgあるそうな。重くてよろけてしまった... 女子隊員とか大変そう。地上に降りたら、パラシュートは捨てて、数kgの背嚢(と、たぶん手には銃)だけ背負って戦いに赴くんだそう。


 時間が無い。焦って整備エリアに走っていく。

 整備エリアで高所作業車に試乗。異様に不安定だけど、風の日にも屋外で活動するんだとか。大丈夫?ちなみに、整備担当自衛官は女性。オイルまみれで整備するんでしょうね。。。


 その後、隣でやってたアパッチ修理の様子を見てから、また戻る。。。が!ジャケットを落とした。さっき走った時?アチコチ探し回るけど無いので、落とし物センターに届け出。さっき歩いたコースを回ろう、と屋台エリア
  (富士宮焼きそばとかお好み焼きとか、ライバルが多い
   屋台は100〜200円引きになっていた。可哀想)
や空挺団エリアを回って、また落とし物センターに戻ったら。ちょうど、ジャケットが届いていた。ホッとする。


 その後、基地内食堂を外からのぞく。幹部用、曹級用、と別れていたのでビックリ。幹部同士で密談でもするの?

 次に厚生センター。物販(ヤマザキデイリーストアと、自衛官向けミリタリーグッヅ店)や、軽食食堂(当日も開いていて、うどんなどを食べられた)、床屋が入ったPXみたいなとこ。写真や刺繍、工作などが飾られていた。交流があるのか?近所の障害者学校生徒の作品も。繊細な面、ミリオタな面がうかがえて面白い。ちなみに基地内にも独身者は居住しており、そういう自衛官が利用するげな。


 最後に史料館。戦前からの経緯が多数の写真などで展示してあって、興味深い。映画「青燕」(韓国人=当時は日本人=女性初の飛行機パイロットの話)の舞台はここなのね... 当時の滑走路は、今の滑走路の東、今は道路になっているところらしいけど。なお、ここの滑走路にも、イザという時はC-1(ジェットの輸送機)が離着陸出来るとか。

 ちなみに、史料館入り口脇には、戦前の「八紘一宇」の碑が保存されていた。歴史遺物だから捨てられないんでしょうけど。取っておくと誤解されそうな。。。
  写真3

 保存と言えば、史料館の裏側には、古い飛行機(民間機はセスナだけで、他はヘリや固定翼の自衛隊機)が保存展示されていた。雨ざらしだけど。これは、隣の昭和記念公園からのぞき見ることが出来る。私のmixiのプロフ写真の1枚は、のぞき見たここのセスナ機。


 ゆっくり観覧していたら、閉門の15時が近くなったので帰る。帰り道、滑走路脇の草むらを、自衛官さん達が並んで歩いていた。何か異物でも探しているの?

 とまれ、想像以上に面白かった。
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