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2013年10月04日12:18

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「お菓子なハロウィン」パラグラフ1

「お菓子なハロウィン」
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君はお菓子が大好きな10歳の女の子。でも、家が貧しくて、たくさんのお菓子を食べてみたくても、1日1回ビスケットを1かけら与えてもらえるだけでした。
君には1人だけ友達がいました。名前はエリザ。君に負けず劣らずお菓子が大好きな女の子でした。エリザの家は裕福で、君が食べたことのないお菓子の話をしては、君をよく羨ましがらせていました。
ある年のハロウィンの前日に、君はエリザに言いました。
「明日のハロウィンで、違う種類のお菓子をたくさんもらえた方に、もらったお菓子を全部あげるってゲームしない?」
「それは面白そうだわ! 退屈しのぎにはピッタリね」
こうしてエリザは、君の提案を受け入れたのでした。エリザはお菓子を食べたいのではなく、ただ退屈しのぎがしたいだけのようでしたが。
そして、10月31日。今年もハロウィンがやって来ました。君の仮装衣装は、去年と同じ魔女だけです。それも、君の母親お手製の。君は魔女の衣装を着ると、エリザとの約束の8時に家を出ました。家の前で待つ君の元に、エリザは少し遅れてプリンセスの格好でやって来ました。まるで本物のプリンセスのようです。両手には、何やらたくさんの衣装を持っています。
「また今年も同じ衣装だと思って、使わなくなった衣装を持って来たわ。どれでも貸してあげるから」
エリザはそう言って、衣装を君に差し出します。衣装を見せてもらうと、ドラキュラ、狼男、ゾンビ、デビルがありました。さて、君はどの衣装を借りたいですか?

ドラキュラ へ
狼男 へ
ゾンビ へ
デビル へ
借りない へ

前々からハロウィンを題材にしたのを作ってみたいと思っていて、出だしを思いついたので昨日ちょっと書いてみました。
日記かサイトで公開するなら31日までに、作りやすいノートパソコンで書くならこれも冊子化候補でしょうか。
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