私は部外者なんで、どんな「誤解」がどんな形で広められたのか、直接見聞きした訳ではないが、「都構想→堺市が消える」と言う事実は、維新陣営がどんなに言い繕ったところで、その通りじゃないの?「区名で残る」なんて言ってたみたいだけど、地名の話なんて、「堺は消えない」の本質じゃないでしょ。「大阪都堺区」でできる権限と、今の「堺市」でできる権限と比べたら、前者が後者を上回ることがないことは、明らかのはずだ。
都構想「誤解広まった」橋下氏
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2595391
自分が進めたい重要政策について、それを有権者に説明する義務は、推進しようとしている候補にある。相手陣営が、見当違いな批判をしようが、その支持者がデマのごときネガティブキャンペーンを張ろうが、それを覆せるだけの説明をできなかった時点で負けである。相手が必死で訴えるデメリットを上回るメリットを的確に説明できたなら、賢明な有権者は分かってくれたはずである。
そもそも、堺市を都構想に入れるなんて話は、前回の市長選のときにあったのかな?私は、堺市を「大阪都」に入れるなんて話は、前回の市長選の後に出て来たことだと思う。だとすれば、
「話が違うやんか!」
と、竹山市長が維新と袂を分かつのは当然のことだと思う。自分が首長を務めようとする自治体を消滅させる目的で立候補する人なんて、考えられないでしょ、普通は。(除く、橋下徹(^_^;)
もし、その話が、橋下知事(当時)と竹山候補(当時)の間で合意されていたのなら、橋下知事(当時)の肝いりで誕生した竹山市長が「裏切者」と言われるのは、仕方がない面もある。明らかに橋下人気で当選しておいて、いざとなったら、「堺市長」として居座る、とんでもない「詐欺野郎」である。
でも、そうだとしたら、橋下さんも、堺市民に対して、とんでもない詐欺行為を働いたことになる。だって、堺市を単独の市ではなくそうとしている候補を、その事実を隠して当選させたことになるのだから。前回の選挙戦で、
「私は、堺市を大阪都に組み入れるために戦います!」
なんて声高に叫んでいたら、いくら当時の橋下人気をもってしても、竹山市長は誕生しなかったのではないか。
だいたい、維新の目指すところは、最終的に「道州制」のはず。そうなれば、都道府県は基本的に不要になる訳だから、「大阪都」も、作ったところで、すぐになくなりますやん(^_^;いい加減、大阪市長の立場と国政の政党の代表の立場をごっちゃにして、よその自治体にちょっかいかけるのはやめて、大阪市長として府市の統合に専念するか、それか、市長をやめて国政に打って出て、もっと大きな「道州制」の推進に力を注ぐ方が、筋が通ると思う。
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