笠川良明さんのバンドのライブということでピアニカとミニキーボードを持って吉野町の「こびとさん」へ。
この店は本牧J&Kをやってたマスターがその後野毛ウォーキードーキーを開き、そしてまた今度「こびとさん」として店を始めたということだそうだ。
地下鉄吉野町を降りて角を曲がって左を見ると・・あった、「こびとさん」。
階段を上がりマスターや笠川さんにあいさつして中に入ると思っていたよりも楽器が充実していて申し分ない。
大きなスピーカーキャビネットがあったりヘッドは小出力でディストーションさせられるよう工夫がしてあるようだった。
ずっと以前本牧J&Kで見たような映画のポスターがここにも貼ってあり、マスターとその頃の話をした。
10年以上前カントリーバンドの撮影に行ったことがあったのだ。
笠川さんと話をすると「今日はこの方のバースデイライブ。伴奏してあげてください!」とのこと。
はあ?そうですかと見るとかなりご高齢の方。
笠川さんとは「英会話の同級生」だそうで80代と言っていた。
たしかお名前は石倉さん。
ウクレレを弾いてハワイアンを歌うのだった。
この方のセットリスト
1st
ブルー・ムウムウ
花(喜納昌吉)
月影のフラ
2nd
お嫁においで
雲は心
月の夜は
私のつたない伴奏を喜んでくださって良かった。
そしてもうひと方岡田さん。
こちらも笠川さんの同級生で(もちろん英語の)80代。
「戦争でトラック島に行っていた方がご自分で作った唱歌を歌います。」とのこと。
え?オリジナルですか?とあせる私。
「じゃあみなさんが来る前にリハーサルしましょう、歌ってください。」
と申し上げたところマイクを持った赤田さん、トラック島に行った方のことをいろいろ説明しだした。
「いや、それは本番の時にしゃべってください。歌ってくれないと私は曲がわからない。」
と言って歌ってもらった。
このかたはある種の絶対音感があるようで必ず変ロ長調(B♭major)で歌ってくれた。
歌もリズムも正確だったけれどなにしろ知らない曲なので覚えられず大変。
五線紙も持っていなかったのでイントロは紙に手書きで五線を書いて音符を書き、歌に入ってからは歌詞カードにコードを書いた。
曲名は
桜貝
スコール
南海に見し夢
「南海に見し夢」はうまく伴奏ができなかったけれど岡田さんはたいへん喜んでくれた。
なんだか仕事の延長みたいでおもしろかった。
ここでピアニカショーをやらせてもらった。
セットリスト
ムーンリバー
小さい秋見つけた
愛の讃歌
青い山脈
そしてバンド演奏へ。
ドラマーがまだ来ていなかったので笠川さんがドラムを。
珍しいショット。
だんだんとメンバーがそろってきた。
でも最初は「Eのブルースで」が2曲続いてびっくり。
写真がブレていて申し訳ないですがもう一人キーボードのかたがいた。
この日はシンセを持ってきていたけれど「これ普通のピアニカなの?」と話しかけてきて「昔ハモンドオルガンが好きでB-3を持ってたんだよ。」って言われてびっくり。
そういう人っているもんだなあと感心したり。
さてライブも佳境に入りゲストのお二人も参加して「ホンキートンク・ウィメン」だったかな?
盛り上がりました。
同級生の記念写真、パチリ!
これからも毎月一度笠川さんがこの店でこのようなライブを行うそうです。
今回は思いもしないような展開になりおもしろかった。
帰りは歩いて帰ろうと思ったら方向を勘違いして一つ遠くの駅に出てしまってそこから地下鉄に乗って帰った。(苦笑)
来年も石倉さんの誕生祝いをしてあげたいと思う。
しかし笠川さんてちょっと不思議な人だなあ。(笑)
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