【最高の乾杯(撮影係)】
まずは、小規模多機能ホームのじいちゃんが乾杯の音頭
こういう時のお年寄りって、「キメる時はキメる!」って感じでカッコいい!
が…、
「まずは〜 私のような者が〜 このような〜 」
(長ぇな…。)
その上、感極まって、泣き始めた…。
(頑張れ! じいちゃん! カッコいいぞ!)
声には出さないが、みんな黙って見守る…。
それが通じたのか、涙を拭って続けるじいちゃん。
「まずは〜 私のような者が〜 このような〜 」
(じぇ…? じぇじぇ…? 待て!待て!待て!待て! 最初に戻ってるぞ!)
(ゴング)カンカンカンカ〜〜ン!
終了〜!
↑ 普通なら、タオル投入かレフリーストップのケース
でもね、うちの職場は、誰一人止めたりしないよ。
だってさ、じいちゃんが自分で考えて話しているんだ。
職員も利用者さんも、みんな知っているんだ。じいちゃんが、一生懸命、話していることを…。
止めちゃいかんよ。
俺たちがすることは、止めることじゃない。最初に戻ったことを教えることじゃない。最後までじいちゃんの【演説】に付き合うことだ。
ま、結局、前の方に座っていたおばあちゃんの、「あら? 乾杯は…?」という小さな声で我に返ったじいちゃんが、なんだかんだでまとめ上げて、
「乾杯〜!」
イェイ! いいぞ、じいちゃん! 最高!
イイネ!した人 だーびー他会場全員
ログインしてコメントを確認・投稿する