10日朝日・読売。ロシアはシリア政府に対し、化学兵器を国際的な管理下に置き、化学兵器禁止条約に将来参加するよう提案。潘事務総長やシリア外相は提案を歓迎。
10日日経夕刊・毎日夕刊・朝日夕刊・読売夕刊。オバマはロシア提案を「実現するなら攻撃回避可能」と評価し、今後の動きを注視する考え。ただし実現可能性には懐疑的で、攻撃態勢は堅持。
→ 実現すれば、良いアイディア。上手く話がまとまりますように。
11日各紙夕刊。オバマ、シリア攻撃承認決議案の採決を延期するよう、議会に申し入れ。
→ まずロシア提案の実現可能性、それに伴う国連安保理決議案の様子を見るみたい。実現可能性はそんなに高くない(だって、戦争をやってるまっただ中に乗り込んで、化学兵器の管理をするって、とても大変。アサド政権が全部見せるか?も分からないし)けど、オバマも本来、戦争はしたくないからね。
13日読売。シリアのアサド大統領、ロシア国営テレビのインタビューで「化学兵器を引き渡し、国際管理下におく」と表明し、米国に攻撃中止を求めた。アサド本人が表明するのは初。
→ 時間稼ぎで言ってるだけの可能性もあるけれど。一応、外交的解決の可能性が残った。
13日各紙夕刊。シリア政府、国連に書類を提出し、化学兵器禁止条約に加盟を申請した。米は攻撃の構えを崩さず。
→ 時間稼ぎに過ぎない可能性がかなりあるから、米の態度は善し悪しは別とすれば当然。
15日各紙。シリアの化学兵器。来年半ばまでに廃棄で米ロが合意した。シリアに1週間以内に各種設備等について申告させ、まず国際管理下に置く。シリアが合意の履行に違反した場合、(軍事行動に道を開く)国連憲章7章に基づく対抗措置を採るべきとした。
国連の潘事務総長、英仏独の外相らは歓迎。反体制派は拒否。
→ ちゃんと履行出来るのなら素晴らしい合意。アメリカの、オバマの大きく威信は損なわれたけど、それを補ってあまりあるメリットもある。
問題は、履行するのがとても難しい点と、アサド政権へのペナルティが軽い点。
16日各紙。国連、シリアの「化学兵器禁止条約加盟が認められた」と発表。30日後の10/14に発効する。ただし、今後、調査や廃棄は難航か。
17日各紙。国連調査団、報告書を公表。シリア内でロケット弾に搭載されたサリンが使われたと断定。どちらが使ったか?は特定していないが、西側外交官によると「政権軍の使用を示唆する十分は状況証拠を提示」していると言う。
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