◎　ぜひぜひ読んで欲しい、大事な書です。木村秋則氏著「リンゴが教えてくれたこと」

◎　リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 46)
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=95748&id=1216340

神様が地球のみんなのお願いを聞いてくれるとします。
「家族みんなが、金持ちで幸せに暮らせますように」などと人間は願います。
神様が木や鳥やすべての地球上の生き物の願いを聞きます。
すると何の願いが一番多いでしょうか。
「人間が地球からいなくなった方がいい」

木村さんのこの著書の冒頭に書いてあります。

知らない人はいないと思いますが、地球の特に先進国に住んでる大半の人間は、自分たち人間のことしか考えていません。
なので、化学肥料や農薬による農業を標準として、地球を汚しまくってきました。その恩恵をワタクシも少なからず被っていますが、この本を読むと、それじゃいけないんだ！ってことがわかります。

とかく大量生産大量消費には化学肥料農薬三昧が良かったし、それで潤うとこもいっぱいあるんでしょうけど、もうそろそろやめるときだと思います。

ここ１００年ほどの間で、人類は色んな科学を進化させ、えっ？と思われることを起こしてきました。でも、それが後になって、実は大きな副作用があることもわかりました。原子力発電所もそうです。

この本に原子力発電所のことは書いてませんけど、そういうことまで考えさせられます。

だいぶ本文のレビューからはそれましたけど、あの「奇跡のリンゴ」だけ読んでると、木村さんの真意は伝わらないんじゃないかなって思います。「奇跡のリンゴ」は本人が書いてる本じゃないし、きちんと読んでないから、詳しくはわかりませんけど、恐らくそうだと思います。

この本読んで、今の今まで、木村さんはたまたまリンゴに無農薬栽培に没頭して、たまたま成功したと思ってましたけど、そうじゃないってことがわかります。今も木村さんがそれ以上のことをやってるのを考えると、やっぱり神様はいるんだなって思います。神様は木村さんに色んな試練を与えることで、木村さんの本来持っている力を引き出させたんだなって。

これから農業を始める方や、既に始めてる方、全く農業には縁がないと思ってる方、全ての日本人いや日本語がわかる人に読んで欲しいです。

ワタクシの大好きな岡林信康氏の「村日記」にも通じる内容ですけど、私利私欲を求めず、地球のために活動する人が世の中にいるんだなぁって、本当感じました。