首相官邸前抗議に行き始めて一年

去年の6月1日に、初めて首相官邸前抗議に行ってから、もう
一年が経つ。全ての原発を廃炉しますと公式に表明され、
こういうデモをもうやらなくてもすむような世の中になって
ほしいのだが、未だにやらないといけない世の中もふと
空しさを覚えてしまう。

先週の金曜日、約2か月ぶりに首相官邸前抗議に行って来た。
その前に余裕があり、日比谷公園のタチアオイが
綺麗だと新聞に掲載されていたので、日比谷公園に立ち
寄った。日比谷文化図書館の建物沿いに咲いていたが、
赤・白のクレマチスが咲き乱れていて綺麗だった。

脱原発テントに寄り、テント撤去反対に関する署名を
したり、ピンバッジを買ったりした。実は、こういう
脱原発関連のピンバッチを買うのが、密かなマイブームに
なっていて、5個所有している。凄い方なんかリュックに
そういうピンバッチを20個以上付けていたので恐れ入った。
今回は、原発いらない女たちのテントひろばのカラフルな
テントが描かれたのを購入した。これを付けていると
自動的に脱原発をアピールできるのは良いと思っている。

原発輸出反対だの再稼働反対だの叫んでいた。東欧に
原発を積極的に輸出しようとしたり、来月に高浜・大飯の
原発の再稼働の申請をしようとしたりしているが、
段々とおかしくなっている気がする。途中で知り合いと
たまたま会い、彼らと一緒に叫んでいた。命より大切な
物ってないですよねと書いたプラカードを持っていて、
説得力ありますねと褒めた。

去年の6月1日も、人はそんなにいなかったが、先週の
金曜はそれよりも少なかったかもしれない。寂しくも
なるが、去年と比べたら、日本全国色々な場所で
脱原発デモが開催されているから、そこに希望の光を
見出したい。

脱原発の事が気にならずに楽しく過ごせる方が多数を占めて
いるのかなあ、仕事があまりにも忙しくてデモに時間を
割ける方が減っているのかなあとか色々考えてしまうが、
脱原発に関する状況は決して良くなっているわけではない
ので、仕事が別に忙しくない僕はやれるだけはやってみたい。

後日新聞で、同じ日の昼間に同じ場所で、生活保護法改正
反対のデモが行われていたと知ったが、保護費の切り下げは
弱者を切り捨てる事になり反対しているので、その日が
仕事が休みなら参加してみたかった。