平和のための戦争展inよこはま

一昨日は、13時頃から仕事だったが、仕事に行く前に、2013
平和のための戦争展inよこはまを見に行った。東京新聞に
そのイベントがある事が掲載されていて興味を持ったが、
若者にも是非見てほしいと書かれていたのに触発されて、
仕事前だけど見に行く気になった。

68年前の5月29日に起きた横浜大空襲の事がメインだったが、
他にも、中国の残留孤児・シベリア抑留・原子力空母・
福島第一原発事故・ベトナム戦争の枯葉剤の影響・憲法の
改正・平和の薔薇等の展示もあり、色々と勉強になった。

写真も多く展示されていたが、横浜大空襲で被害に遭った
横浜市中区の家が吹っ飛ばされ荒れ果てた姿・枯葉剤の
影響を受け、顔に異常があったり、普通に立つ事ができ
なかったりする子どもの姿等を見て、戦争の恐ろしさを
再認識していた。

中国の残留孤児の7割は、満足な日本語の教育を受けられず、
思うように就職もできず、生活保護を受けているとの話を
聞いた。慣れぬ土地でいきなりスムーズに生活するのも
厳しいだろう。この事実は初めて知り、テレビだと、残留
孤児の日本での暮らしぶりを知らせる事は殆どしないので、
ある意味テレビもいい加減かなあと思ってしまう。

原子力空母を横浜市の港に停めるという計画もあっ
たらしいが、一昨日初めて知った。放射能を漏らしたり
する危険性のある船は、日本のどこにも停まってほしく
ない。製造した国で責任持ってどうにかしろと言いたく
なる。

憲法改正コーナーを見ていたら、係員とトークする事に
なった。憲法改正に賛成かとか、安倍総理についてどう
思うかとか尋ねられたが、職場ではそういう話を全くと
言っていい程しないので、なんか新鮮だった。個人的には、
第9条はそのままであってほしいし、安倍総理は原発の
輸出を進めているのが不満なので、支持したいとは
思えない。

仕事前なので、1時間程度しか見られなかったが、
来年以降も開催されたら、もっとじっくり見たい。
3人の係員に話しかけられ、そういうのはうんざり
する方もいるかもしれないが、色々な説明が聞けたし、
自分の思いも伝えられたしで、なかなかいいかも
しれない。戦争の悲惨さを知るためにも、もっと多くの
方がこういうイベントに足を運んでくれることを願う。