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2013年06月02日00:30

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親としてできること

■3歳女児餓死、子供残して帰国した母親を逮捕
(読売新聞 - 06月01日 13:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2450764

先日嫁から、こんな話を聞いた。

嫁の職場の取引先の女性で、少し前に産休に入られた方がいた。
その女性が、この間出産されたと聞いたのに、1ヶ月も経たないうちに職場復帰され、先日嫁がその女性を見かけたらしい。

普段から、会えば挨拶もするし、世間話をする相手だったので、あまりに早い職場復帰だったので嫁はビックリして、挨拶がてらに体調と赤ちゃんの様子を聞いたらしい。

すると、その女性の話では、赤ちゃんは産まれてすぐに亡くなってしまったそうなのだ。

妊娠してから、順調にお腹の中の赤ちゃんは大きくなっていったのだが、6ヶ月を迎えた頃、定期検診で産婦人科の先生から、ある事実が伝えられた。
それは、今までわからなかったのだが、その女性のお腹の中の赤ちゃんは、お腹の中では元気に育っているが、出産後は心臓に疾患があって、長くは生きることができない可能性があるという事実だった。

それでも、その女性は、生まれ来る赤ちゃんが元気で生まれてくることを、たとえそれが奇跡に近い確率だとしても、それを信じて待った。
臨月を迎える少し前などは、パパやママがお腹をトントンとすると、トントンと返してくれるくらい順調だったらしい。
とても、お腹の中の赤ちゃんに、そんな重大な障害があるなんて、信じられなかった。

そして、臨月を迎え、女性は男の子を出産した。
赤ちゃんは、それから2時間後、天へと旅立った。
赤ちゃんは、お腹から出てきて、たった2時間だけだったけれど、ママに抱かれて、ママの胸の中で、天国へと旅立ったのだ。

僕は、嫁のその話を聞いて、本当に胸が痛くなった。
僕たちにも、4歳と2歳の2人の息子がいる。
その息子たちが生まれた時のことも、その時の喜びも、僕たちは今も昨日のことのように憶えている。

その時の喜びや感動を憶えているから、本当に胸が痛くなった。

せっかく生まれきた命でも、どんなに頑張っても救えない小さな命がある。
でも。
もし、生まれてきた赤ちゃんが元気なら、その小さな命は、大切に育てて欲しい。
それは、親の責任だ。

お金をいくら渡せば良いとか、1万円だから少ないとか、そんな問題ではない。
3歳の女の子の気持ち。
一体どんな気持ちで、ママの帰りを待っていたのだろうか。

そんなことを考えていたら、とても悲しい気持ちになった。
隣では、息子たちがイビキをかいて寝ている。

せめて、自分の子供だけでも、大切に育てることができたら。
そして、すべての親が、せめて自分の子供だけでも、大切に育てることができたら。
こんな悲しい出来事はなくなるんだろか。

ふと、そう思った。
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