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2013年05月26日15:21

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赤ちゃんをみんなで育てる社会

■産後の母子、施設でケア…新米ママの不安緩和
(読売新聞 - 05月26日 03:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2442374

嫁の友人で、夫婦で自営業をされてる家がある。
子供は一歳半の子供さんが1人居るのだが、朝、奥さんが保育所に子供さんを預けて、旦那さんの仕事を手伝い、、夕方に子供さんを奥さんが迎えに行って、先に帰宅するというわけだ。
両方の両親ともに離れて暮らしている上、頼れる状況でもないので、1人目は奥さんも実家に帰らず産んだらしい。
周りに頼る人もいない中、産後の何ヵ月かは、大変だったらしい。

その奥さんは、今、2人目を考えているらしいが、周りに頼る人がいない中、あの産後の大変さを考えると、上の子供を面倒見ながらとなると、なかなか決心がつかないらしい。

前にも、何度か日記で書いたが、僕は少子化の一因の中に、核家族化というのは、大きな要因を占めていると思っている。
それと、コミュニティとしての近所付き合いの稀薄さ、とだ。

そんなに昔にまで遡らなくとも、僕が子供の頃は、まだ3世代同居なんて、当たり前の時代だった。
だから、赤ちゃんが生まれても、家族の中で、赤ちゃんを受け入れる態勢がある程度できていた。
最初の子供は、誰だって慣れないし、不安だ。
それをママだけでなく、お祖母ちゃん、お祖父ちゃんがフォローするという態勢が出来上がっていたのだ。
そりゃあ、お祖母ちゃん、お祖父ちゃんと同居することで、衝突することもあるし、息苦しい時もあるだろう。
だが、赤ちゃんを育てていく時には、これほど助かる存在はないし、2人目、3人目を考える時にも、この存在は大きい。

そして、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんにしても、自分が必要とされることで、また生活に張りが出るんじゃないだろうか。

実際、僕の弟は、お祖父ちゃん子で、妹は、お祖母ちゃん子だった。
これは、それほど2人目、3人目がお祖母ちゃんやお祖父ちゃんに接する機会が多いことを表していたんだろうと思う。

また、僕が子供の頃、僕が幼稚園から家に帰ってきたら、僕の母親が隣の家の子供を風呂に入れ、一緒に晩御飯を食べるということがよくあった。
隣の家は、自営業をされていて、ちょうど奥さんが赤ちゃんを生んだばかりだったので、ウチの実家で、上の子供さんを面倒見たりしていたのだ。
そうやって、ウチの近所では、赤ちゃんが生まれたりしたら、近所付き合いの中で、子育てをフォローし合っていたことを思い出す。
昔は、家族だけでなく、近所付き合いの中でも、赤ちゃんが生まれたら受け入れる態勢が出来上がっていたんだと、今にして思う。

こうしたことが今は稀薄になっている以上、産後ケアをする施設というのは、現代の社会では、子育てをフォローするという態勢として必要なんだろうと思う。

ただ、できれば、産後ケアの施設を通じて、昔のような近所付き合いの中でのコミュニティなんかが出来上がれば、素晴らしいんじゃないかと思うのだ。
少子化というのは、逆にいえば高齢化社会なのだ。
コミュニティの中で、子育てをフォローできそうな高齢化者の方が近所にはたくさんいらっしゃるだろう。
そんな方が、みんなのお祖父ちゃん、お祖母ちゃんとして、こうした子育てに参加できるシステムまで、産後ケアの施設が昇華できれば、僕は素晴らしいんじゃないかと思うのだ。
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