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2013年05月25日15:21

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攻殻機動隊S.A.C. 感想

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ずっと見たいと思ってた攻殻の1期、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を見終わったので軽く感想を。


舞台は近未来、電脳化された未来。いわゆるサイバーパンクもので、初めて見たときは「これなんてサイコパス?」と思ったけどこっちの方がはるかに先なんだよねw

本作品は全26話で基本的に1話につき1事件の1話完結方式で、「笑い男事件」と呼ばれる犯罪を中心にした話があり、一話完結の話を『a stand alone episode』、「笑い男事件」関連の話を『complex episodes』と分け、その話がどちらに分けられるのかは各話のサブタイトル画面の背景色で判別できるようになっている(1話完結は緑、笑い男関連は青という具合)。
事件(政治に絡む話が多い)を解決していくのが主なストーリーなんですが、その解決の仕方がカッコいいんだよね。
ハッキングで機械のコントロールを乗っ取ったり、迷彩で姿を消したり等、電脳の設定を生かした駆け引きには胸が躍る。
事件と絡んで9課のメンバーの人間的な部分も掘り下げられたりするのもよかった。


公安9課のキャラも魅力的でしたね。
的確な指示を飛ばす9課の司令官の荒巻課長、職人級の義体の扱いと冷静な判断でみんなを引っ張るデキる女な部隊長の少佐こと草薙素子、陽気なキャラでありながらも情に厚いバトー、生身の人間であり正義感の強いトグサなど。まぁ他の9課のキャラは影薄かった気がするけど・・・。
お気に入りはバトーさんですかね。あの機械化した社会で一番人間らしいキャラだったように思えます。
感情を表に出すバトーとトグサ、あまり出さない課長と少佐の対比がいい味出してた。


この作品のメイン敵キャラ?である笑い男も魅力的でした。
卓越したハッキング能力による圧倒的強さ、掲げる正義に惹かれました。
目を盗むシーンとか見てると、この電脳化された世界では最強なんじゃないかと思ってしまうw
公安9課との対決が熱かった!後半の盛り上がりはかなりのもので、続きはまだか!という勢いで一気に見てしまいました。
笑い男事件がどんどん収束していく展開はお見事。

音楽は言わずもがな。流石は菅野さんですね。


タチコマの存在も良かった。ただのマスコットキャラで終わってないのが凄い。
タチコマのせいで機械萌えの道が垣間見えた気がするw

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声も可愛いし、動作も愛くるしいからすげー可愛いんだよねw
愛着湧いてたから中盤でお払い箱になったとき寂しかった(ノд`)
そして終盤でバトーを助けにきたときは思わず目頭が熱くなったよ・・・。
タチコマの生き様は情報化社会における個の消失という一つのテーマに対する答えでもあるのかな。

人間を人間足らしめているものは何なのか。
電脳化、義体化してもその根本は変わらない。そんな気がしました。


過去の名作と言われるとまず確実に挙げられるだけの作品だけあって、全体のクオリティも申し分なくてかなり面白かったです!
これで10年前の作品なんだもんなぁ・・・凄い。

さて次は何を見よう。攻殻2期でもいいけど他の挟みたいかも。
カウボーイビバップ辺りが第一候補。
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