インネン

■菅長官、韓国紙論評を批判＝原爆投下は「神の懲罰」
(時事通信社 - 05月23日 13:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2439238

高校生の頃、道を歩いていると、向こうから違う学校のヤンキーが歩いてきて、すれ違いざま、「コラ！！お前、何メンチ切ってんねん！！」と絡んでこられたことがある。

もちろん僕は、風紀正しく大人しい高校生だったから、そんなことはしない。
もし見ていたとしたら、前から歩いてくるヤンキーの髪型がユニークだったから見ていただけのことだ。

まあ、これは言いがかりというもので、イチャモンというものだ。

中央日報のキム記者の記事も、冒頭のヤンキーの主張とそう変わらない。

今月の12日、安倍首相は、宮城県東松島市にある、航空自衛隊松島基地に視察に行った。
その視察の際、操縦席に座った安倍首相の軍用機の機体番号がたまたま731だったらしい。
写真には、731の機体番号の軍用機の操縦席に座って、ニッコリ笑った安倍首相が写っていたらしい。

キム記者は、この機体番号が第二次世界大戦における、日本軍の731部隊を連想させる。
安倍首相は、わざと731番の軍用機に座ったのだ。
よって、日本はぜんっぜん先の戦争の反省などしていない。
これは、韓国に対する挑発だ、と言うのである。

要は、安倍首相は、前から歩いてきた記者風の輩に突然、何メンチ切ってんねん！、とインネンをつけられたわけだ。

そして、記事は、以下の原爆が神罰である、という論調へと進んでいく。
まあ、ここまでいくと、新聞の論説というより、トイレの落書きだ。
キム記者は、韓国の中でも有能なジャーナリストの1人らしいが、どうやら韓国では輩がトイレで落書きを書いているような記事が社会の公器としての新聞の記事として通用するらしい。

本当は、まともに相手しないほうが良いのだろうが、ここまで来ると相手は、日本人が立ってるだけでも、インネンをつけてくるんじゃないだろうか。

と、ここまで書いて、僕はあることを思い出した。
それは、以前フジテレビだったか、ドラマの中で、広島の原爆を思わせるTシャツや日本人を揶揄するようなスラングと思わせるような言葉を、ストーリーと関係のない所に、然り気無く差し挟んだ、と問題になったことがあった。
あのことを思い出したのだ。

あの時、テレビ局は意図的でなく、偶然だったと否定した。

たが、安倍首相のエピソードのことを考えると、あれはやはり意図的であったのではないか、と勘繰ってしまうのだ。

もちろん安倍首相の件は偶然なんだろう。
だが、あれを見て過剰に反応する韓国人というのは、実はああやって、何かの場面で相手を挑発したり、揶揄したりする言葉を何気に差し挟んだりするのが好きなんじゃないだろうか。
ああしたことが好きで、自分たちがよくやっている手法だから、ああした偶然でも、意図的にやられたと過剰に反応してしまうのだ。

だとしたら、本当に品のない話だ。