遊びのつもりでやったというのはいじめる人間の本心

同級生にオイル塗り火 2人逮捕
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2437770

今日は、個人的な悩みながら、昼にいじめに関する日記を一つ書いて、それなりに自分の気持ちの整理をつけたつもりだったのだが、このような記事をまた読んでしまい、本当に気分が悪くなった。

人というのは、自分より弱い人間を探し、苛める。
それは保育園であっても定時制高校であっても、そう変わらないらしい。
いや、社会の中では、会社はおろか近所のママ友レベルであっても、苛めは存在する。

いや、mixiの日記の中でも、一つの日記に対して、相手を誹謗中傷するコメントが見受けられたり、日記の内容に関係のないプロフィールを持ち出して、相手をケチョンケチョンに罵ったりしている場面も見受けられる。
相手がそれを読んで、傷ついたり、嫌な気持ちになったりすれば、それは立派な苛めだ。
見えないナイフで、相手の心をぐりぐりと抉って、それに快感を覚えたり、ストレスを解消するさまは、記事にある容疑者の心理状態とそう変わらない。

やり方が違うだけで、人間の性根の部分では同根なのだ。
きっと、本人たちは面白いんだろう。

僕は、この容疑者たちが言う、"遊びの延長"というのは、ある意味本心なんじゃないか、と思っている。
容疑者たちにしてみれば、遊びやシャレでやっていて、少々遊びの度が過ぎた。
それくらいにしか思ってないんじゃないだろうか。

火傷というのは、重症度というのがある。
それは、いわゆる1度、2度といった火傷の深さもあるが、それだけでなく火傷の範囲だって重症度に含まれる。
たとえ、火傷の深さが軽くても、火傷の範囲が広範囲に渡れば、人は死ぬことがある。
火傷の場所によっても、それは同じだ。

たとえば水疱ができる程度の火傷であったとしても、火傷が身体の30%に及べば、それは命に関わる火傷となる。
両腕、両脚にオイルを塗って火をつけたら、場合によっては、充分に人の命に関わることだってあるのだ。
ライターオイルは、揮発性が高いから、命に関わる状況にならなかったのかもしれない。
だが、火傷で3週間なら、決して軽い火傷とは言えないだろう。

僕らは、この行為だけ聞くと、これは明らかに異常な行為だと思うし、殺人行為だと感じる。
そして、その行為を遊びのつもりでやったと言う容疑者に、常識の欠如を感じる。

だが、遊びのつもりでやったと言う容疑者の気持ちは本心で、本人たちは火をつけて燃え上がる被害者を見て、きっと笑っていたんだろう。

昼間の日記で書いたが、保育園で息子を囲んで、叩いたり蹴ったりした園児たちの心理と、この容疑者の心理は、性根の部分では同根なのだ。
どちらも、面白いからやるのであって、この子供たちの中では遊びの延長にある。
一つの遊びがエスカレートして、ここまでいくのだ。

息子のことがあって、この記事を読んだ。
だから、人の性根の嫌な部分を見た気がして、僕は本当に嫌な気持ちになった。

個人的な気持ちを交えた嫌な日記になってしまい申し訳ありませんでした。