乳パット

バストがどんどん崩れちゃう!? ブラジャーの間違った着用法4個
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先日、嫁の職場のスタッフの方の結婚式があった。
結婚式は夕方からで、嫁は昼過ぎまで仕事をして、その後披露宴に出ることになった。

だから、その日は嫁の仕事が終わったら、僕が職場の前で待っていて、嫁にドレスを渡し、職場の近くの大型スーパーのトイレで着替えた後、着替えを僕が持って帰ることになった。

ところで、ドレスだ。
前に嫁の友達の結婚式があり、その時のドレスがあったのだが、その時、嫁は2人目を妊娠していて、ドレスのサイズが今のサイズより、少し大きめだったのだ。

特に、胸のサイズがその時より、かなり小さくなっていた。
ここだけの話、嫁は貧乳だ。
だが、妊娠していた時は、まあまあの大きさがあったのだ。

だが、わざわざ今回の為だけに、ドレスを買い直すというのは、勿体ないので、その時のドレスを着ることにした。
まあバストの部分には、少し厚めの乳パットを入れれば良いかということになったのだ。

その時、僕たちの近くには、4歳の息子、はるちゃんと、2歳の息子、みのりくんがいて、僕たちと一緒にドレスを見てくれていた。
特にみのりくんは、乳パットが珍しいのか、しきりにドレスのポケットから、パットを出し入れしていた。

さて、当日。
僕は、嫁の仕事が終わるのを見計らって、息子2人をクルマに乗せ、嫁の職場へと向かった。
職場の前で少し待っていると、嫁が出てきた。
クルマに乗せ、近くの大型スーパーの立体駐車場へと向かう。

スーパーに向かう間、ドレスの入った紙袋をあらためていた嫁が、あることに気付いた。
ドレスの右の胸ポケットに入っていた乳パットがない。
どうやら、家の玄関に置いていた時に、紙袋の中のドレスをみのりくんが勝手に触って、乳パットを抜き取って遊んでいたらしいのだ。
そして、そのまま乳パットを玄関のどこかに放っぽり出してしまったみたいなのだ。

焦る嫁を見て、はるちゃんが心配そうに訊いてきた。

「ママ、どうしたん？乳パットがないと、アカンの？」

僕ははるちゃんに教えてあげた。

「そうやねん。ママな、乳パットがないと、右の胸だけが、パカパカするねん。
パカパカ、パカパカ、パカパカするねん。」

とパカパカ言ってたら、嫁にパカッとアタマを叩かれた。

すると、はるちゃんは、「そうや！！」と言い、「はるちゃんのこれ使ったら、どう？」
と、自分の持ってきた財布の中敷きに入っていた、スポンジを嫁に渡した。

相変わらず、そういう時に嫁の機嫌を取るのが上手いヤツだ。

それを見た、みのりくんも、嫁に向かって何か渡そうとしている。
見ると、手にしているのは、迎えに行く時に持ってきていた、カーズのトミカだった。

おいおい、これを乳パットの代わりにしろと言うのだろうか。

結局少しサイズが薄いが、仕事の時に着ていたカッターシャツの乳パットを抜いて使うことで事無きを得た。

財布の中敷きのスポンジや、況してやトミカを乳パットの代用にするよりかははるかに良いだろうという嫁の判断だった。