mixiユーザー(id:47361257)

2013年05月02日18:09

278 view

家庭には家庭のルールがある

■5歳兄、プレゼントの銃誤射…2歳妹死亡
(読売新聞 - 05月02日 11:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2415447

4歳の息子は、祭の夜店に行くと、必ずと言っていいほど、モデルガンのくじ引きに興味を示す。
玩具の鉄砲と言っても、BB弾を籠めて引き金を引けば、弾が発射される代物だ。

僕は、今のところ息子には、こういった玩具を持たさないようにしている。
モデルガンを持たせば、人に向けるなと言っても、人に向けたくなるのが人の常だし、子供だったら尚更だ。
人に向ければ、引き金を引いてみたくなるし、引き金を引くならBB弾を籠めて撃ったほうが面白いだろう。

だが、夜店で売ってるモデルガンだとしても、発射して弾が出るなら、これを人に向けて撃つことが危険であることに変わりはない。
ならば、そういった玩具を与える以上、僕は、息子が人に向けてモデルガンを撃たないように常に見ている責任がある。

しかしながら、僕には四六時中息子を見ている自信もないし、第一そんなに時間がない。
責任を果たせない以上、そういった危険な玩具は、4歳の子供に持たせることはできない。
だから、いつも息子を説得してモデルガンを与えないようにしている。

これは、僕の考えだし、他の家庭ではそうでないかもしれない。
実際、夜店では、息子くらいの歳の子供がくじ引きで親からモデルガンを与えてもらっているし、それぞれの家庭の中でルールがある。
それについて、僕がどうこう言うつもりもない。
しかし、息子がその光景を見て、不平不満を言ったとしても、だからといって息子にモデルガンは与えない。
ウチにはウチのルールがある。

それと同じで、アメリカにはアメリカのルールがある。
どうやら、アメリカでは子供向けに、ホンモノの銃が販売されていて、それを子供にプレゼントする家庭があるらしい。

この悲劇は、そんな家庭の中で起こった。

先程も書いたが、そんな銃が売っていたら、5歳の子供なら、欲しいと思う子もいるかもしれない。
日本に住んでる僕らからしたら、随分異常な話に聞こえるかも知れないが、銃社会のアメリカでは、もしかしたら子供向けの銃は、日本でいうモデルガンのような感覚なのかもしれない。

銃を与えられれば、子供はその銃を持ちたくなるし、何かに向けて撃ちたくなるだろう。
人に向けて引き金を引いてみたくなるだろう。

但し、これはモデルガンではない。
ホンモノの銃だ。
もちろん、弾はBB弾などではなく、実弾だから、人に向けて撃てば、そこに弾が籠められていれば、取り返しのつかないことになる。

確かに、銃が当たり前のように日常にあって、子供向けの銃まで販売されているのは異常だ。
だが、そうした会社が存在するというのは、アメリカ社会の家庭では、親が子供にホンモノの銃を与えているという現実があるからだ。

これは異常なことだ。
だが、アメリカにはアメリカのルールがあり、家庭には家庭のルールがある。
そのルールについて、僕はどうこう言うつもりはない。

ただ、もし銃を子供に与えるならば、それをしっかりと管理するのは、与えた親の責任だ。
だから、今回の事故は、しっかりと管理しきれなかった親の責任であり、親は、娘の命を奪ってしまっただけでなく、5歳の息子の心にも大きな傷を負わせ、十字架を負わせてしまったことになる。

どこであっても、家庭には家庭のルールがあるが、それによって親に課せられる責任というのは、どこであっても変わらない。
25 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する