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2013年04月26日12:49

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ママの日記

■女児遺棄の母親は「感情に起伏」…元交際相手
(読売新聞 - 04月26日 07:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2408775

今日はママの日記を書きたい。

僕には、はるちゃんとみのりくんという、4歳と2歳の二人の息子がいる。
先日、ウチの嫁がどうしても外せない仕事のコンテストで、一泊二日で出張に行くことになった。

子供が生まれてから、嫁が二人の置いて、家を空けるのは初めてのことだ。
僕は2人の息子と2日間一緒に過ごすことになった。
2人とも、それぞれ幼稚園と保育園に通っている。だから、ママが居ないのには、慣れている。
だが、2日間も居ないとなると、さすがに寂しいかなぁと思ったりしたので、2人にそのことを訊いたのだが、2人とも案外ケロリとしている。

「パパがいるから、全然寂しくないよ、大丈夫、大丈夫。」

はるちゃんなんかは、ママに、

「ママ。はるちゃんとみのりくんの写真、スマホで撮っていったほうがいいんちがう?はるちゃんとみのりくんが居ないと寂しいで。」と言った。


いよいよ、明日、嫁が出掛けるという日の晩。
はるちゃんは、ママにめちゃめちゃ叱られた。
原因は、はるちゃんが玩具を片付けないで、部屋を散らかしっぱしにした挙げ句、晩御飯を好き嫌いして食べなかったからだ。

そして、叱られて険悪な感じのまま、ママは朝早く、2人が寝ている間に出張へと出掛けて行った



朝2人を起こして、僕の職場へ。
職場までの車中、はるちゃんがポツリと言った。

「ママ、怒ってたから、はるちゃんとみのりくんの写真撮るの忘れて行っちゃったな。はるちゃんとみのりくんの写真なくて、寂しくないかな。」

僕は、「まあ、はるちゃん、ゆうべはめちゃめちゃ叱られてたからなぁ。写真どころじゃなかったし、しゃあないんちがう。今日と明日は、頑張って、ママに良いトコ見せようや。」と言った。

僕が仕事している間、2人はたまにケンカはしたが、退屈な時間にも関わらず、まあまあいい子にしていてくれた。
仕事が終わり、家に帰って晩御飯を食べ、3人でお風呂に入った。

風呂の中で、

「どう?ママがいなくて寂しくない?」と僕は2人に訊いてみた。

「全然、寂しくないよ。はるちゃんは、パパが居てくれたら、全然寂しくないねん。」とはるちゃん。
だが、2歳のみのりくんは、そうじゃなかったみたいだ。

風呂から上がって、パジャマを着て、みんなで寝室へと二階に上がる。

先頭のみのりくんは、二階の部屋を見回し、廊下に立ち尽くし、「ママ、いない。」と言った。
そして、その場でしくしく泣き出した。
それを見ていたはるちゃん。
はるちゃんもまた、しくしく泣き出した。

2人は、僕を心配させまいと、気丈に振る舞っていたのだろう。
やはり、2人はママが居なくて寂しかったのだ。

その晩は、3人で一つの蒲団でくっつきあって寝た。
はるちゃんは、「はるちゃんな、ママが帰ってきたら、謝るねん。」と言った。

子供にとって、ママの存在とは。
これは、パパには絶対敵わない、強い絆で結ばれた関係だ。
子供たちは、ママが大好きだ。
どんなに叱られたって、ママが大好きだし、ママに嫌われたくない。

泣きながら、「ごめんなさい、ごめんなさい」とドアを叩いてる女の子の姿を想像すると、本当に胸が痛くなる。
この子も、きっとママに嫌われたくなくて一生懸命だったんだろうな、と。

翌日、嫁が帰ってきた時、2人の息子はもう寝ていた。
だが、嫁が蒲団に入った時、はるちゃんは目を開けた。
そして、

「ママ、ごめんね。はるちゃん、ママが居なくて寂しかってん。」と言った。

その晩、ママと2人の息子は、くっつきあって寝ていた。
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