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2013年04月21日10:52

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日本人と皇室について

■皇太子ご夫妻がオランダへ=雅子さま海外公務10年ぶり―新国王即位式に出席
(時事通信社 - 04月17日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2398125

 今に始まったことではないが、皇太子妃雅子さんの評判が悪い。天皇皇后両陛下が老骨に鞭を打つように働いているのを見て見ぬふりをして、体調不良を口実に公務は長らくサボり放題である。先日は東京駅で罵声を浴びせられたらしい。また今回は国内公務はサボるのに、海外工務は行くということで、また評判を落としている。会社に出勤するときは体調不良になるが、プライベートのお遊びは支障がない「新型うつ病」の若者みたいである。

 でも昔から洋の東西を問わず、王侯貴族なる人種は一般庶民の貧困などお構いなしに、贅沢三昧をするのが仕事のようなものである。「パンがないのなら、お菓子を食べればいいじゃない」と言ったかのマリー・アントワネットに比べれば、雅子妃のサボり癖などは、ごくごくささやかなものである。海外の王族なども(あまり興味がないので知らないが)、それほど勤勉で品行方正な人ばかりでもないだろうに、どうして雅子妃ばかりがバッシングされるのだろうか。

 ひとつの理由は、いまの日本の皇室に対する日本国民の感覚の問題であろう。戦前の皇室や華族は莫大な私的財産を保有しており、いわば自分の甲斐性で贅沢三昧の暮らしをしていた。海外の王侯貴族はもともとは広大な領地を所有する大地主である。英国のエリザベス女王などは個人的にも英国有数の資産家でもある。それに対して戦後の日本では華族制度は廃止されて、皇族も大部分は民間人になり、天皇の直系だけが限定的に税金で存続されているのみである。いわば、上野動物園のパンダとか、生活保護受給者と立場は同じというのが一般国民の偽らざる感覚であると言って良い。

 したがって国民大多数の感情とか世の中の空気を読み間違うと、たとえ皇室といえども、「もう、日本には要らないんじゃいの」ということになりかねないくらいに、危うい立場にあるということである。たぶんいまの天皇皇后両陛下はそういうことも十二分に察しており、「国民とともにある」ことが自分たちの義務でもあり、存在意義でもあるというスタンスで公務に取り組んでいるのだろうが、残念ながら皇太子夫妻はその辺のところがまだよく理解していないのかも知れない。

 とりまきも良くない。

 外戚の小和田夫妻などは元が役人で、「親方日の丸」意識が払拭できず、なんでも税金にツケ回しをするのに慣れているから、税金で養われていることに対する「義務感」というものをちゃんと娘夫婦に教えていないどころか、どうも間違った方向にミスリードしている気配すらある。中世の藤原氏や平氏と同じで外戚としては少々タチが悪すぎるように思う。

 民主化の進んだ社会において、王族や皇室というものは、国民のカネのかかる「シンボル」として血税の上で成り立っている。国民の経済的なあるいは精神的な「余裕」がなくなれば、「要らないよね」という方向に容易に向かう可能性があることを、雅子妃などはよくわきまえた方がいいのかも知れない。
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