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2013年04月11日12:44

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日本語って難しい

「未公開」と「非公開」、何が違うの?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=2390498

東洋医学には、「未病」という言葉がある。

これは、"未だ病にならざる状態"であることを指している。
だからといって、病にならないか、と言われたらそうではない。

未病の状態とは、所謂身体の陰陽のバランスが崩れた状態で、この状態が進むと人は病気になってしまう。
東洋医学では、この「未病」の状態の時に、陰陽のバランスを整えるのが良いとされていて、病になってからだと治療は遅いということになる。

これは今でいう、養生や予防医学の考え方とよく似ている。

話が逸れたが、「未」という言葉は、今はまだ物事が起こっていないが、将来的には起こる可能性があることを指す。

これに対して、「非」とか「不」とかいった接頭語は、後に続く言葉を打ち消している。
否定しているのだ。

だから、「未公開」は、今はまだ公開していないが、将来的には公開する可能性を示していて、これがもし、公開しないことが決定したらなら、「未公開」は「非公開」になる。

まあ、これはわざわざ説明するまでもないだろう。

僕が、日本人って、すごいなぁと思うのは、「非」と「不」という打ち消しの接頭語を生活の中で、無意識に使い分けているということだ。


つまり、同じ打ち消しの意味を持つにもかかわらず、

非常識、非難、非人情などとはいうが、不常識、不難、不人情とはいわない。

反対に、不便、不足、不安、不幸、などとはいうが、非便、非足、非安、非幸とはいわない。

では、この二つには完全な住み分けがされているかといわれれば、非合理とも不合理とも言ってみたりする。

この接頭語の使い分けを僕たち日本人は、日常の中で上手く使い分けているのだ。
この点は、本当にすごいなぁと思う。
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