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2013年04月09日10:35

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結婚願望は対象となる人がいて初めて具体的な願望となる

ほぼ半数が「結婚しなくてもよい」と考えている理由が判明
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=153&from=diary&id=2387189

僕は、今の嫁と34歳の時に結婚したが、今から振り返ってみると、彼女はどう思っているにせよ、僕にとっては、人生における結婚のチャンスでいうと、ギリギリのラインだったかも知れない。

僕が嫁と付き合ったのは、前の職場を辞めて独立する2年くらい前で、結婚したのは独立してちょうど1年後だった。

何故嫁との結婚が人生における結婚のチャンスでのギリギリラインだったかというと、僕が嫁と出会った頃が、ちょうどこの独立開業と重なるからだ。

僕は鍼灸師をしていて、もともと前の職場でも、それほど出会いがあるわけでもない。
毎日、勤務する治療院に行ってそこで1日を過ごす。
そして、仕事が終わったら、そのまま家へ。
拘束時間も長かったから、家へは寝に帰るようなものだ。
結婚願望云々というより、毎日が職場と家の行き帰りだけで、出会いそのものがないのだ。

それでも、勤務していた頃は、スタッフ間での恋愛や友達の紹介など、少ないながらも出会いの機会はあった。
だが、32歳で独立開業してみると、今まで以上に仕事に追われる毎日。
しかも、自営業で僕一人でやっているから、スタッフ間の出会いもない。
もともと患者さんとは恋愛関係になることはないし、そもそも僕らの仕事で出会う人は、お年寄りが殆どだ。
32歳にもなると、周りの紹介などもトンとなくなる。

そう考えると、もしあの時、彼女と出会い結婚していなかったら、おそらく今でも、独身で仕事に追われる毎日を過ごしていることだろう。
結婚とは、そうした絶妙のタイミングの為せる業なのかもしれない。

そもそも、結婚願望なんてものは、相手がいて初めて具体的に頭に想い描くもので、その相手がいなければ、あまりに漠然とした雲を掴むような願望だ。

結婚は相手がいて初めてしたいと思うもの。
要は、結婚がしたいかどうかでは不充分で、この人と結婚して人生をともに歩みたいかどうかという、対象となる人がいて初めて結婚は具体的な願望になる。

だから、付き合う相手がいないのに、結婚願望があるかどうかを訊くなんて、本当はナンセンスだ。
そして、結婚願望は付き合っていく過程の中で、自然とお互いの気持ちの中に芽生える。
そんなものだと僕は思っている。

結婚しなくても良いと思っている人の中には、今の僕の環境のように、そもそも出会いの機会がない、そんな人もいらっしゃるんじゃないだろうか。
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