大人とは自分のとった行動に自分で責任をとるということ

■成人年齢の18歳への引き下げ。あなたは賛成？反対？
(リクナビ進学 - 04月08日 10:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=150&from=diary&id=2386354

最近、あちこちの裁判で、1票の格差が違憲であるとの判決が出ている。
これは、都市部と地方での人口に開きがあるため、同じ1票でも、国政に反映される重みが違うことから行われた裁判だ。

だが、はたして1票の格差とは、地域の人口の格差だけなんだろうか。
僕が思うに、世代間における1票の格差も、看過できない問題なんじゃないかと思うのだ。

今、日本は少子高齢化社会へと向かっている。
この問題は、おそらくちょっとやそっとの対策では、なかなか解消されるものではないだろう。

それは、すなわち人口の比重が、若者より高齢者のほうが多くなることを示すものだ。
となると、これを選挙権に当てはめてみると、若者より高齢者の選挙権を持つ人口が多くなることになり、国政に反映される意見や要望も、高齢者のほうが反映されやすくなる。

そうなると、政治家は選挙のことを考えて、高齢者の票を得ることに重きを置くため、高齢者の利益になるような政策を採ろうし、若者は不利益を被りやすくなるのではないだろうか。

あと5年もすれば、所謂団塊の世代の人も、70代となる。
そうなった時、ますます若者と高齢者の1票の格差は広がることになり、若者にとって住みにくい世の中になるんじゃないだろうか。

そのために、成人年齢を18歳まで引き下げ、18歳の人から選挙権を持つことも、僕は必要となってくるんじゃないだろうか、と思うのだ。

ただし、これには、成人になることの責任が付きまとう。
大人になるということは、自分のとった行動に自分で責任をとるということだ。
これが、はたして今の日本の精神性を考えると、18歳の人間が大人の精神性を持っているかと言われると疑問が残る。

引き下げるなら、子育てや躾を含めた教育の見直しも必要となってくるような気がする。

ただ、今の少年犯罪を見ていると、未成年であることをいいことに残虐な犯罪を犯したりする人間もいる。
成人年齢を引き下げることで、少年法も見直すことも必要なんじゃないかと思う。

そうすることで、成熟した日本になるきっかけにもなるんじゃないかとも思うのだ。