下手な言い訳

あなたがしてしまった苦し過ぎる言い訳
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4歳の息子、はるちゃんの話。

先日、嫁が仕事で、僕が休みだったので、僕が昼間、2人の息子たちの面倒をみていた。
昼御飯を買いに、スーパーに行ったのだが、はるちゃんが珍しくチョコレートが欲しいというので、おやつにと買ってあげた。

実ははるちゃんはチョコレートが欲しいのではなく、チョコレートのおまけについていた、カードが欲しかったのだ。

昼御飯を食べたあと、はるちゃんと弟のみのりくんは、チョコレートを食べ、おまけのカードを2人で見比べたりして遊んでいた。

だが、やはりカードはカードだ。
しばらく遊んだあと、飽きたのか、そのカードをリビングのカーペットの上にほったらかしにして、他のオモチャで遊び出した。

しばらく遊んでいたら、嫁が仕事から帰ってきた。
晩御飯の時間になった。

嫁は、はるちゃんとみのりくんに、オモチャを片付けるように言った。
2人は、散らかしたオモチャを渋々片付け始めた。
オモチャを片付けたあと、ダイニングのテーブルに着くと、そこで、嫁がリビングにほったらかしになっている、カードを見つけた。

「はるちゃん。カードがほったらかしになってるよ。片付けんと、捨てるよ。」

嫁は言った。

はるちゃんはお腹が空いていて、片付けるのが面倒だったんだろう。

「ママ、そのカードな、はるちゃん、後で遊ぼうと思って、そこに置いてるだけやねん。」

と言い訳を言った。

もちろん、はるちゃんはママに叱られて、カードは捨てられた。

まあ、その下手な言い訳じゃあ、仕方ないな、はるちゃん。