個人的には、没後の授与がいいかと

何でまた、今のタイミングでこの２人に？と思った人は多いのでは？また、他の日記を見てたら、「長嶋はわかるが、松井は？」と書く一方で、逆の見方もある。賛否が分かれるような場合は、国民栄誉賞なんて出さない方が、もらう方のためにも、いいと思うんだけど。

■長嶋、松井氏に国民栄誉賞…プロ野球発展に貢献
(読売新聞 - 04月01日 16:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2378593

プロ野球選手に限って言うと、王さんや衣笠さんは、ホームランや連続出場の世界記録を作ったのだから、文句はないだろう。長嶋さんは、王さんに並び立つスーパースターで、「プロ野球の発展に貢献」と言う部分は、まだ分からないでもないが、ただ、記録としては、世界記録を作った訳でもないし、通算成績としても、それを上回る記録を残した選手は何人もいるし、今後、長嶋さんを超える程度の記録を出す選手は何人も出てくるだろう。

松井にしたって、確かに、日米で残した記録や人気は認めるとしても、「だったら、何であの人はもらえないの？」と言う声は多いだろう。正直、私も、「松井がもらえるんだったら、何で、野茂はあかんの？」と思う。大リーグでの活躍を認めてと言うのなら、松井やイチローに道筋を作った野茂こそ偉大だと思うのだが。

まあ、個人的には、国民栄誉賞なんて、偉大な足跡を残した故人を称えるものであった方がいいと思っている。特に、３０代の若い現役選手の一時の偉業に対して与えてしまうと、その後、賞を汚すようなことをしでかさないとも限らないし。事実、強姦で刑務所にぶち込まれそうな金メダリストもいるわけだし(^_^;

そう言う意味では、どこまで本気でどこまで冗談で言ったのかは分からないが、「立小便ができなくなるやん」と断った福本さんは、偉いと思う。実際、ヘタに分不相応と思える賞を受けちゃったら、以後の生活が窮屈になっちゃうからね。

ジャンボ宝くじとロト７とＷＩＮ５を同時に当てる以上にあり得ない話だが、もし、私が若くして国民栄誉賞の打診を受けたとしたら、こう答えたいね。

「身に余る申し出は、大変感謝いたします。でも、私は、まだまだ若輩者で、賞に値する実績は残せていないと思います。もし、私が何十年か後にこの世を去り、そのときに、なお、私に国民栄誉賞を、と多くの方々が思ってくださるのなら、そのときは喜んでお受けしたいと思います」

そんなカッコいい断り方する人がいたら、大ファンになるかも(^_^;