一枚の記念写真

水深20cm水死 両親悲しみ今も
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ゆうべは仕事が早く終わったので、いつもより少し早めの帰宅となった。
家に着き、リビングに入ると、風呂から上がったばかりの1歳の息子、みのりくんがオシメだけの格好で、こちらに走ってやってきた。
手には写真を持っている。

みのりくんは、「はい」と言って手にした写真を僕に差し出した。
どうやら、その写真を僕に見て欲しいらしい。

写真は、みのりくんの通う保育園の記念写真だった。
みのりくんのクラス、つぼみ組のみんなと先生が写っていた。

つぼみ組は、保育園の中でも0歳児から1歳児が入るクラスだ。
みのりくんは、去年の5月に保育園に入った。
嫁が出産後、働きに行くことになった為だ。

あれからもう1年近くになる。
みのりくんは4月生まれだから、来月で2歳。
記念写真は、そんなつぼみ組の修了式の記念写真だった。

写真には、みのりくんと同じくらいの背格好の子供が20人近く写っている。
そのみんながみのりくんのクラスメイトだ。
嫁の話では、みのりくんの隣に写っている2人の男の子と特にみのりくんは仲良くしているらしい。

みのりくんは、この保育園に通うようになって、本当にしっかりした。
もちろん、みんながしっかりしたのは、4歳のお兄ちゃんの存在も大きいのかもしれない。
だが、明らかに保育園に通うようになってから、人と一つの物を貸し借りしたり、共有できるようになったし、行動に自主性が出てきたように思う。
これは、保育園という集団生活の場で、みのりくんがお友だちとのやりとりの中から学んだのだろう。

最初、保育園に通わせることになった時、正直、色々と心配なこともあったが、今ではあの保育園に通わせて本当に良かったと思っている。
何よりも、同じくらいのお友だちとの触れ合いは、みのりくんにとって財産なるだろうと感じている。

そして、保育園の先生だ。
僕たち夫婦は、本当に保育園の先生には感謝している。
聞けば、つぼみ組の先生は3人らしい。
つまり、20人近くいる0から1歳児の子供たちを3人の先生で見ていらっしゃるのだ。
これは、かなり大変なことだ。

僕は2人の息子がいて、日曜はこの2人の息子と一緒に過ごすことが多いが、たった2人を見るだけでも本当に大変で、クタクタになる。

これを3人の先生が20人近く、それも一番手のかかる1歳までの子どもを見ていらっしゃるのだから、本当に大変だ。

しかも、先生は毎日のみのりくんの行動を連絡ノートにつけて、僕たちにその様子を細かく伝えてくださるのだ。
そのおかけで、僕たちは、みのりくんが保育園でどんなことをしていたかを詳細に知ることができるし、みのりくんの成長を知ることができる。

もちろん、これはみのりくんのばかりでない。みのりくん以外のお友だちについても、先生は連絡ノートをつけていらっしゃるのだ。

僕のマイミクさんには、保育士の先生がいらっしゃるし、この日記を読んでくださっている方の中にも、保育士の先生はいらっしゃるかもしれない。

この事故は、そんな保育園で起きた、大変痛ましい事故だった。
本来なら、子供たちから目を離しさえしなければ、という思いもある。

だが、毎日を頑張っていらっしゃる保育士の先生に一言伝えたいのは、僕たち夫婦は、保育園があって、保育士の先生がいらっしゃるからこそ、毎日安心して仕事ができるということ。

そして、毎日の暮らしの中、みのりくんがこうして健やかに育ってくれている。
これには感謝している。

こうしたニュースが記事になり、mixiの中でもいろいろと言う人がいる。

でも、僕たち夫婦のように、保育士の先生に感謝している人はきっと沢山いるはずだ。

ですから、大変でしょうが、どうか頑張ってください。
いつもお世話になっております。
ありがとうございます。