エイプリルフール傑作選
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僕がまだ前の職場にいた頃のエイプリルフールの話。
患者さんから、ハワイかグアムかに海外旅行に行ったお土産に、マカダミアナッツ
が中に入ったチョコレートをいただいた。
チョコレートは、箱の中に仕切られた部屋に綺麗に並べられたもので、よくある外国土産のチョコレートだった。
まあ、昼休みにでも皆さんで、ということで治療室のバックルームに置いてあった。
午前診、少しヒマな時間があったので、お茶を飲もうと、バックルームに入ると、院長がバックルームで何やらしている。
僕が、何をしているのですか?と訊こうとしたら、院長はシーッと人差し指の口に当てた。
どうやら、院長は先程のマカダミアナッツチョコレートにイタズラをしようとしていたらしい。
まず、チョコレートをカッターナイフで半分に切る。
そして、半分にしたチョコレートからマカダミアナッツだけを取り出す。
マカダミアナッツがあった部分に、代わりに味の素を流し込む。
最後に半分になったチョコレートを合わせて、ライターの火で炙ってくっつけるというわけだ。
院長は、まさにその工程のチョコレートを半分に切るところをしようとしていた。
これを結局は、僕以外の後輩に食べさせようとするのだろう。
エイプリルフールにしては、少しやり過ぎなんじゃないかなぁと思ったのだが、面白かったので、黙ってその作業を見ていた。
すると、院長はマカダミアナッツチョコレートを切っている途中につい力が入り過ぎて、チョコレートと一緒に自分の指まで一緒に切ってしまったのだ。
もちろん、このイタズラは、院長の流血により中止となった。
僕は、やはり悪いことを企んでいると、神様は見ているもんなんだなぁと思った。
院長は、クリスチャンだったのだ。
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