mixiユーザー(id:47361257)

2013年03月23日14:03

49 view

未来へと続く扉

小6長男の首絞める 母親が自首
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2367979

先日、はるちゃんの幼稚園で終業式があった。

思えば、1年前、同じ幼稚園の体育館で、期待に胸を膨らませて、お友だちと一緒に入園式に臨んだはるちゃん。
そのはるちゃんは、この4月で年中さんになる。

入園式では、初めてママと離れた子供たちの泣き声が体育館に響いていたのだが、今はそんな声も聞こえない。
この1年で、みんな成長した。
逞しくなった。
お友だちも、そして、はるちゃんも。

終業式のあと、はるちゃんは、嬉しそうに新品のリコーダーを持って帰ってきた。
はるちゃんは、リコーダーを貰って嬉しくてたまらないらしい。
何度も、そのリコーダーを出してきては、弟のみのりくんに自慢する。

はるちゃんにとって、リコーダーは年中さんの証であり、お兄ちゃんになった証なのだ。
そう。
はるちゃんは、早く年中さんになりたくてたまらなかったのだ。

そんなはるちゃん達に、幼稚園の担任の先生は、手作りのメダルを作ってくださった。
メダルには、"はるちゃん、よく頑張ったね。おめでとう。"と書いてある。
終業式の日、そのメダルを先生は、クラスのみんなの一人一人の首にかけてくださった。

実は、はるちゃんの担任の先生は、この3月で退職されるらしい。
だから、担任の先生にとって、はるちゃんたちのクラスが最後のクラスの担任ということになる。

嫁の話では、先生は、終業式が近づくにつれ、寂しい気持ちを保護者の方に話してくださったらしい。
そんな先生の気持ちをよそに、はるちゃんのクラスのみんなは、自分たちが早く年中さんになることを心待ちにしていたらしいのだ。

僕たち大人は、過去を振り返ろうとするが、子供たちは違う。
子供たちの心の中にあるのは、未来だ。
自分たちの先に待ち構えている未来を一生懸命に見ようとする。

そして、次にある未来に対して、希望に胸を膨らませる。

この亡くなった子供にとって、卒業式とはどんなだったろう。
卒業式は、未来へと続く扉だったんじゃないだろうか。
そんな扉を閉ざされてしまったことは、本当に悔しくて、遣りきれないことだ。
悲しいことだ。

子供には、未来がある。

どうか、その未来への扉を閉ざさないでください。
29 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する