「追いかけられると逃げたくなる」のはなぜ?
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以前、日記で恋愛とは天秤のようなものだと書いたことがある。
つまり、一方の皿に重りを乗せたら、もう一方の皿が浮いてしまう。
その重りというのは、相手のことを好きと思う気持ちだ。
僕らは付き合うと、その天秤の重りを調節することで、なんとか釣り合いをとろうとする。
こちらの皿に重りを乗せすぎたら、相手の皿は浮き上がり、僕から遠く離れていってしまう。
だから、重りの調節しなければならない。
これがいわゆる、恋の駆け引きなんだろう。
だが、天秤であると同時に恋は綱引きでもあるのだ。
いつまでも、調和が取れた状態であり続けることはできない。
やがて、どちらかの重りが重くなり、どちらかの綱の引きが強くなり、調和は崩れてしまう。
だから、恋愛はやがて、追いかける方と追いかけられる方に、いずれは分かれてしまうのだろう。
僕の恋愛はいつも、追いかける方だ。
自分が好きだと思える人と付き合い、好きだと思える人と一緒に居ることに幸せを感じる。
だから、いつも僕の天秤の皿は、相手の皿より多くの重りが乗っている。
僕は、負けず嫌いなのだ。
だから、恋愛の綱引きも、いつも僕の綱の引きが強い。
だから、人によっては逃げたくなる人もいるだろう。
だが、人によっては追いかけるより追いかけられる方が好きという人だっている。
相手に好きだと思ってもらうことに何より幸せを感じる人。
そんな人にとって、僕との間の天秤は、僕の皿に多くの重りが乗っているくらいでちょうど良いのだ。
要は、僕の嫁は、追いかけるより追いかけられる方が好きなんだろう。
だから、こんな僕とも、上手くやってくれているんだと思う。
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