新ローマ法王（教皇）決定

　１４日。朝、目が覚めたら、新ローマ法王が決まっていた。前回２位だったものの、今回は下馬評に上っていなかったアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿（両親はイタリア人だけど本人はアルゼンチン育ち）。イエズス会出身で、法王名はフランチェスコ１世だそう。

　...英国は、フォークランドがあるので、ちょっとイヤかも。でも、カトリック信者が最も多いラテンアメリカ出身（で初）、というのは良いことかしらん。両親がイタリア人（移民）、というのがヨーロッパ人も受け入れやすかった一因かも。

　ちなみに、NewsWeek日本語版2/26でもTIME誌2/25でもノーマーク。アルゼンチン人なら中道のレオナルド・サンドリ枢機卿推しでした、この２誌は。

　１４日朝日夕刊によれば、新法王は貧困対策に注力してきた庶民派で、保守的な「バチカン官僚派」でもなければ、改革的な「現場派」でもない。ところが日経夕刊によれば「穏健保守派」、東京夕刊によれば「穏健改革派で、現場の人」だとする。要するに、穏健な中間派？




　１５日産経。イエズス会司祭で上智大神学部の山田教授「イエズス会の競争相手であるフランシスコ会の創設者を法王名に選んだのも興味深い。環境保護の聖人」。

　なお、法王本人は「フランチェスコ」とイタリア語読みしたが、日本のカトリック中央協議会は「フランシスコ」で統一すると発表した。英語もしくはラテン語読み。


　とまれ、良い人だと良いですね。カトリックだけでなく、世界に影響があるものね。先代のベネちゃんは、今ひとつ地味だったけど。。。