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2013年03月09日10:49

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昨日素晴らしい試合を観た

■台湾監督「日本に近づきたかった。感動的だ」
(読売新聞 - 03月09日 01:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2351500

昨日の日記で、キューバがオランダに負けた今、この台湾戦は、日本にとって大一番になるだろう、と書いた。

自分でそう書いておきながら、ゆうべは仕事が忙しくて、家に帰るのが遅くなってしまった。

家に着くと、嫁がテレビでWBC を観ていた。
試合は、6回の裏で2対0で、日本が負けていた。

それからだ。
晩ご飯を食べ、僕と嫁はソファに並んで、テレビにかじりついた。
僕なんか、風呂にも入らずだ。

特に8回の裏、日本が同点に追い付いた後の、台湾の攻撃の時は、あまりにスリリングな試合展開で、観ているこっちの胃が痛くなってきた。

僕が胃が痛い痛いと言ってたら、嫁がおもむろにソファから立って胃薬を出してきた。
こんな時、女性は肝っ玉が据わってるなぁと改めて思う。

9回の表、台湾が1点リードのまま、長野が凡フライを打った時、さすがに追い詰められた感があった。
本当に胃薬を飲もうかと思ったくらいだ。

その後、鳥谷にギャンブルに近い盗塁をし、井端がヒットを打って、同点に追い付いた時、嫁と2人夜中にも拘わらず大騒ぎしていた。
同時に、本当にものすごい試合をやっているなぁと思った。

試合には勝ち負けがある。
結果として、日本は延長戦の末、台湾に競り勝った。
だが、勝ち負けを抜きにして、昨日の試合は、日本と台湾が必死になって、総力を尽くしたものすごい試合だったと思う。

両国の選手がプライドをかけて必死にプレーをする姿を見て、僕は感動した。
だが、いくら感動的な試合でも、僕はやはり日本が勝ったからこそ、良かったと思えるのだ。
もし、あの試合で、日本が負けていたら、感動的な試合の中でも、悔しさの方が僕の心の大部分を占めていたろう。

客観的に見て、鳥谷の盗塁の成功がなければ、日本は負けていた。
台湾はきっと、日本にプレッシャーをかけるどころか、ほとんど勝ちを手にしようとしていた。
ほんの少し、運が日本に味方しただけだ。

僕は、井端が同点になるヒットを打ち、一塁ベース上でガッツポーズをしていた姿が忘れられない。
井端のあの顔は、本当に必死にプレーをする真剣なサムライの顔になっていた。
そこまで日本は、台湾に追い詰められていたのだ。

勝者が敗者を讃えるのは、そう難しいことでない。
気持ちに余裕があるからだ。
だが、敗者が勝者を讃えるというのは、なかなかできることではない。
きっと、台湾の監督は昨日の試合は何度も勝ちを意識したろうし、日本に負けた気がしなかったんじゃないだろうか。
それだけに悔しかっただろう。

なのに、日本に対してこれだけの賛辞を贈れる台湾の監督は素晴らしいし、台湾のチームは素晴らしい。

僕は、日本の隣国に、本当のスポーツマンシップを持った台湾という国があり、その国と素晴らしい試合をした昨日の試合を観れて、本当に良かったと思う。
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