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2013年03月04日12:52

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かけがえなのない大切な存在を守るために

風雪のなか10時間 娘守った父
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2344399

このニュースを知ったゆうべ、僕は4歳の息子、はるちゃんと一緒に寝た。
はるちゃんは、僕をベッドの真ん中にし、自分がベッドの端で寝ると言う。

「はるちゃん、端は寒いし、ベッドから落ちたら痛いから、真ん中で寝たら。パパが端で寝るから。」

僕がそう言うと、はるちゃんは

「いいねん。はるちゃんが端で寝るわ。だって、パパ疲れてるから、端で寝ててパパがベッドから落ちたら大変やから。」

そう言って、はるちゃんはきかない。

実は、ゆうべは寝る前にはるちゃんと2人で風呂に入った。
2人で湯舟に浸かっている時、僕はつい、風呂の中でうつらうつらとしてしまった。

「パパ!!お風呂の中で寝たらアカンよ!!お風呂の中で寝たら、溺れて死んじゃうよ!!」

はるちゃんのその声で、僕は目を開けた。

というのも、今年の1月にはるちゃんのひいおじいちゃんが亡くなった。
風呂の中で、心筋梗塞で亡くなっていたのだ。
はるちゃんは、それがすごくショックだったらしい。
そして、はるちゃんは、おじいちゃんが風呂の中で、寝ていたから死んじゃったのだと思いこんでるらしい。

だから僕が風呂の中で、目を閉じているのを見て、心配になったんだろう。

「ごめん、ごめん。パパ、今日はちょっと疲れちゃったよ。」
そう言って、僕は笑った。

はるちゃんは、僕のその一言を覚えていたみたいだ。

結局、何とかはるちゃんを説得して、はるちゃんをベッドの真ん中にすることができた。

はるちゃんは寝る前、僕にそっと言った。

「パパ。はるちゃんな、パパがはるちゃんにいろんな話をしてくれるから、はるちゃん、パパが大好きやねん。だから、いつまでも元気で、はるちゃんと一緒にいてね。」


1月に嫁のおじいちゃんが亡くなった。
おじいちゃんは、どうやら、はるちゃんに命の大切を教えてくれたようだ。
はるちゃんは、おじいちゃんが亡くなって、確かにショックを受けたが、同時に命の大切さを知ったのだ。

僕は、以前にも日記で何度か書いているが、2人の息子のことを愛している。
もし、息子たちに何かがあったら、僕は、自分の命を懸けても、息子たちを守りたい。
そう思っている。

だが、はたして、本当にそういう状況になって、僕は息子たちを命を懸けて守ることができるのだろうか。
この記事のお父さんは、自分の命を懸けて、愛する娘さんの命を守り通した。
その行為は、同じ父親として、本当に尊敬する。

だが、ゆうべのはるちゃんの言葉を思い出すと、はるちゃんの気持ちとこの女の子の気持ちが重なってしまい、胸が詰まってしまう。

父親にとって、子供は命に代えても守りたいと思うほど大切な存在だ。
だが、同時に子供にとっても、父親はかけがえなのない大切な存在なのだ。

そのことを僕は痛いほど感じてしまう。

今朝、起きると、はるちゃんはいつの間にか、ベッドの端で寝ていた。
そんな優しいはるちゃんのホッペに僕はキスをした。

親は子供を愛している。
その子供のために、親は時に命を懸けて守ろうとする。
そんな親の姿を、僕はこのニュースに見た。
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