小学校の時は、頭が割と良く、そのくせ素行があんまりよくなかったので、腫物をつつくような扱いを受けた。
この頃に教師から
『勉強以外にも大事な事がある』 と言われた。
だけど、教師の人間的なエゴが見えれば、それをつついて質問したりしていた。
それに真面な答えをしてくれる教師はいなかった。
生徒にはプライベートな部分を指導するのに、自分のプライベートには触れられたくない人が多かったように思う。
親父には勉強以外は今はせんでいいと言われた。
無事に有名進学校に入学したのだが、中学校では全く勉強せず、進学校なのにさらに素行が悪くなったので、面倒なお荷物扱いを受けた。
この頃に教師から
『皆がやってる事をどうしてできない?』 と言われた。
それは、私の将来を心配しての言葉ではなく、指導する側の人間が楽したい為のエゴじゃないのか?という素朴な疑問を投げかけたが、屁理屈を言うな!反省の色がない!とかえってもっと怒られた。やはり真面な返事をできる人はいなかった。
高校では、素行が悪すぎて退学になって、手に合わないと思われた。
教師陣や年上の先輩で、気に入ってくれるのはほんの僅かで、大体には嫌われた。
その分、何故か後輩からは好かれた。
この頃には教師から
『そんなくだらん恰好をするのは卒業してからにしろ!』 と言われた。
高校中退したバイト先では
『社会人になったんだから学生みたいにチャラチャラした恰好すんな!』 と言われた。
専門学校では
『お前の言っている事は屁理屈だ!』 と言われた。
しかし、屁理屈ではない、きっちりとした理論を教えて下さい!と言ったらが、まともな返事はかえって来なかった。
最初にきちんと就職した会社では
『若いうちは何も考えずに言われた事だけ真面目にやってりゃいい』 と言われた。
若いから考えるんじゃないですか?年寄りになったらそれこそ考えなくても、勝手に毎日がすすむんじゃないですか? と口答えをした。
『俺はお前の親ではない、会社という物を考えろ!』 と言われた。
指導者がそんな腹積りでは、ロクな社員が育たないなと思った。
会社は利益を上げる組織。その為に円滑に仕事ができるような環境を作るのが会社だと思った。
そして、50歳の上司を見て、その給料を聞いて、すっかりやる気がなくなった。
だから、24歳で起業した。
全てがうまく進んできた訳ではない。
むしろ失敗の方が多い。
だから、親は、勉強して、収入が堅い道を進めるのだと今、やっと気が付いた。
私に色んな指導をしてきてくれた人間は、私という人間を好きで、私にアドバイスをくれた訳ではない。自分がうまく仕事をする為に私に指導をしてきたのだという事にも気が付いた。
本当に命をかけあえる友人でもない限り、普通の友達にでも、本当に得をする情報や生き方を惜しげもなく教える人は少ないと、気が付いたのは最近だ。
私は、ちょっとした知り合いにも、自分の知ってる大体の事を、自分が損しても教えてきたからだ。自分が犠牲になって他人をかばう方が、自分を守るために他人を蹴落とす卑怯者よりもずっときれいだと思ったからだ。
本当に自分の為を思って、きちんとアドバイスをくれるのは、普通は、自分を一生愛してくれる人だけだという事だ。そんな簡単な事に38歳くらいまで気が付かなかった。
だから、ちゃんとした信念もなしに指導するヤツや、自分の立場だけを優先したりするヤツや、良い情報を隠して優位な立ち位置を確保するヤツや、不透明な部分を適当な事を言ってごまかしたりするヤツや、他人の気持ちより自分のエゴが優先するようなヤツに対して、怒りを感じて反発したり、恨んだりして生きてきたのだった。
だが、私は、どんな人に対しても、本気のアドバイスをこれからもしていこうと思う。
アドバイスした相手が伸びて、自分の立場を脅かされてもいいと思う。
もっと自由に脳内の世界を広げたい。
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