患者様・この記事は少しおかしい。(駄犬メモ)

モンスター患者に殴られた医師10人に1人　会話不足も一因か
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=2332908

モンスターペアレントという言葉がある。学校に対して無理難題を要求する親のことだ。きっとこういう人はどこでも理不尽な態度をとっているのであろう。そういう人は学校に限らず、クレーマーとか近所迷惑なおっさんおばさんという形でなら、意外に多そうだ。

それなら、モンスター患者もいるに決まってる。医師や看護師に理不尽な要求をするのだ。大部屋に入院している庶民なのに、病院をホテルと勘違いしている馬鹿もいるのであろう。さらには暴力やわいせつ行為を行う不届き者もいるのも容易に想像が付く。

しかし・・・この記事は少し、おかしい。それは精神科・神経科の患者までモンスター患者の類型に当てはめている点だ。もともと普通とは外れた精神状況があるから、精神科・神経科に通院しているのだ。ゆえに暴力的傾向を持つ者が、その中には居るというのは当然だ。

もちろん、医師からすればモンスター患者なのはわかるのだが、そういった点も含めて治療するものではないだろうか？治療が可能かは別としても、そういった理不尽さを持つから病気なのではないのだろうか。いかに医師のコメントとはいえ、この点につき少々疑問が残るのである。