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2013年02月09日00:26

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羊蹄丸…ようこそ?お帰りなさい?

最近、『バンダイ』が『南極観測船・宗谷』(縮尺1/250)を出したので購入したら、昨年2月にエアデール2頭と上京した折に、『船の科学館』で見た『羊蹄丸』の模型が何となく欲しくなった。

よく調べずに『船の科学館』へ行ったので、その時は解体の運命にあることを知らなかった眠い(睡眠)

乗船?できないのを不思議に思ったが…。

模型をいずれ作る時の参考にと、両船の写真やビデオを撮りまくったが、外観の画像は何故か羊蹄丸のものが遥かに多い。

『宗谷』は船内も公開されていて、撮影もOKだったので、そちらに時間を取られたせいもあるが、『羊蹄丸』はオカからしか撮影できなかったからか…。

いろいろと調べ出したら、『羊蹄丸が解体された』と今頃になって気付き、何とも言えない気持ちで…。

今から考えると、せわしいスケジュールだったのによく行ったものだと思う。『宗谷』を見に行ったつもりだったが、本当は『羊蹄丸』が呼んでくれたのかも…その約ひと月後に、死地である四国へ旅立った。

レジンキットで凄くいいモノがあるのが分かったが、とりあえず『天賞堂』の青函連絡船シリーズ(彩色済み完成品・展示台&透明カバー付き)の『羊蹄丸』で懐かしむことにした(画像・上…別ルートで確保した別売の喫水線台座は未装着)。

展示台(展示台と船体は取り外し不可)にあるボタンを押すと…縮尺1/500の小さいモノなのに音がイイ…汽笛が二度(同型の八甲田丸から録音されたとか)→『蛍の光り』が流れ、銅鑼が打ち上げ鳴らされ(当時使用されていた音源から)→汽笛…と、出港の情景が目に浮かぶ。

今から40数年前、小学生だった私が生まれて初めて、大型フェリーに乗船した鹿児島県在住の親類を見送った時のことを思い出した。

何だか意味もなく悲しかった…汽笛、銅鑼、蛍の光…飛行機や鉄道列車と違って、船影がずっと見えていたからか…。

ただ、このシリーズは初期の頃の姿を再現しているので、『船の科学館』で展示されていた姿とは少し異なる。

パッと見て違いが分かるのは、船体中央の「羊蹄山とイルカ」をデザインしたシンボルマーク(画像・中…船体中央に見える青いモノはイルカ…『宗谷』のヘリ甲板から撮影)と、船尾(画像・下…手前は同船の予備のスクリュープロペラ…右手奥は『宗谷』)だろう。

船尾は、やがて鉄道車両を積むことがなくなり、自動車を積む為に改造されたらしい。

その昔、鉄道連絡船は黒色に塗られていたらしい(蒸気機関車じゃないんだから冷や汗…てか、海上で視認しにくいんじゃないのかな冷や汗)、その後に緑色系で塗装されるようになったらしい。

だが、同型船が多数使用されているので識別しずらく、紛らわしいとのことで各船は別々のカラーリングになって(カラフルになって海に花が咲いたようだと周りから好評だったとか)、羊蹄丸は淡いクリーム色とエンジ色を用いて塗られるようになったという(博覧会のパビリオンに使われた時は白と青に塗られたとか…元に戻されてよかったわーい(嬉しい顔))。

シンボルマークは、それよりずっと後らしい。

この『羊蹄丸』は、いわゆる特急色(国鉄時代)に近いカラーリングで、何だか心を揺さぶられる。

大阪生まれの『羊蹄丸』の雄姿を二度と見れなくなって残念だ眠い(睡眠)…だが、維持管理に年間3千万円費やしていたらしいのでやむを得ないかな…。

どうやら、現存する同型船は、函館と青森に展示されているものだけになったようだ。


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