ここしばらくでマスコミのトンデモぶりがわかってきて以来、哀しいことによろず疑り深くなっている自分がいます。たとえばこの記事でも、以下のフレーズに、鬼太郎よろしくマス「ゴミ」アンテナがぴーん。
>党内からは「新人を囲い込むつもりか」との批判が出そうな勢いだ。
これ、さらっと読むと「あら。石破さんの暴走で党内不和?」なんて思っちゃいますが、ちょ〜っと待った。よく読んでくださいまし。
「…との批判が出そうな勢いだ」ですね。
「…との批判が出ている」ではございません。
ぶっちゃけ、ただの印象。
つまりこの文章の 主 語 は 記 者 であり、
これは【記者の感じた印象】に過ぎないわけでございます。
こうした巧妙な「印象と事実のすり替え」を狙った「埋め込み言葉」は各所に散見されます。たとえば…
>怠けた者には「制裁」も辞さない厳しい姿勢で
【制裁】ですよ、奥様。大変です。
この言葉一つで「自民党がいかに権勢欲旺盛で高圧的な組織か」わかろうというものです、ええw 実態はわかりませんが、なんとなくイヤーな気分になっちゃいますでしょ?
>新人への「特訓」を宣言した。
お次は【特訓】です。
闇雲さや目眩滅法さがよく伝わる単語ですね。中身のない、外面的な訓練を想起させるにはうってつけなワードです。「政治家はいつだって、そうやって心がこもってないままに、フリだけするんだよなあ…」なんて誘導されるにはもってこいです。
同じ匂いが最後の段落の「基本動作」にも漂っております。いかにも心がこもってない「フリだけ感」がステキです。
……という感想は、実際のところ、過敏すぎる反応ではありますが、どうもね、最近、こうしたマスコミの「言葉遣い」に長らく曝されることで、自分でも気づかないうちに色々とイヤンな固定観念がすり込まれてしまったのではないかなあ、と思うようになりました。
いや、別に自民がイイ、民主がイイって話ではなくてね。
もう少し根源的な
「政治家は汚い/嘘つきだ」「公共事業は悪だ」「世襲議員はおかしい」
「公務員は多すぎる」etc.etc.
といった、なんといえば良いのか、政治をまるで「悪いもの」のように感じる心根。これをね、長い間かけてマスコミにすり込まれちゃったのではないかな〜、と思うわけです。
特に、リアルで情報を拡散していて感じるのですが、中高年の理由なき政治不信。これはかなり強烈なものがありまして、おじさま・おばさま方の多くは深く深く「政治家はキタナイ」「政府(これは多くの場合、自民党とほぼイコールとなっております)は嘘つきだ」と信じておられる。で、その根拠は、というと、ほとんどの場合「だってマスコミがそう報じてた」からなんですね。
これ、国としてかなり不幸な状態だと思うのです。
戦後60年、マスコミが率先して、国民に「上にいる奴らは信用ならねえ」と吹き込んできたわけです(もちろん、金と権力だけを求めたダメダメな政治家だって実際にいたわけですが)。この弊害はかなりのものだと思います。
たとえば、個人的な意見では、自民党などは下野した間にかなり体質改善して、昔の大所帯だった頃に比べればかなりスッキリした保守政党になってきたと思うのですが、マスコミがこうした「信用ならねえ」感を未だに拡散し続けてくれるので、それが国民にきちんと伝わらない。特に「なんだかわからんが政府や政治家はキタナイと信じている中高年層」にはまったく届きません。
これ、かなり罪深いことだと思いますよ。
せっかく「上」が本気で日本をなんとかしなきゃと思い、「下」がなんとかしてくれ、と思っていても、「中間=媒介物=メディア」がそれを阻んでいるわけですから。
政党云々も大事だけど、それと同じくらい、この国のマスコミをなんとかしたほうがいいんじゃねえの? と強く思う今日この頃です。
■石破氏、新人指導に躍起=脱派閥化の狙いも―自民
(時事通信社 - 01月05日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2278238
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