どうも。「クリスマスを１人で過ごす人」のことを、「クリスマスに１人ぼっち」略して『クリぼっち』というんだよ、と自分より３０歳年上の衛生士さんに教わった葉桜です。
もっと新語、勉強します。
さて今年のクリスマスは、もうとことん残念なクリスマスを過ごしてやろうと思い、
ドリフターズのＤＶＤ見ながら、太田出版『バトルロワイヤル�供船譽�イエム』を読んでやりました。
「リア充爆発しろ」という暇などないほど、次々生徒の首が爆破されていく…。
夕方すぎに母から「ハローズに行くからついてきて」と言われ、バトロワ読みかけで付き合う。
そこで、思わぬ再会をした。
あ…
あわわ…
アラフォー歯科助手…！！（元職場の先輩）
※2012年６月２０日『千切りにしてくれるわ』参照。
私があの顔を見間違うわけがない。
どうしてこんなところで…。そういえば家はこのへんだとか言っていたか。
そういえば去年の春に『八日目の蝉』の映画を見に行ったときにもアラフォに会ったな。
これはむしろ気が合うのではなかろうか。
それにしてもクリスマスイブにハローズに来るなよ、手抜きか。
・・・・・・・・・・そういえば、私もまったく同じ境遇であった。
エラいもので一度姿を認識した時点で、あんなことやこんなことが記憶に蘇ってきて、
目の前が霞みがかったようになる。
「目の前が真っ白になる、とはこういうことか…。手持ちポケモン全滅、みたいな。
あれたしか『目の前が真っ白』版と『目の前が真っ暗』版とあるんだよな。どっちが先だったか…？」
幸いアラフォはこちらに気付いていない（と思いたい）
別の店舗に身を寄せようと試みるが、生まれたての小鹿ばりに足元がおぼつかない。
クリスマスのご馳走もシャンパン等の酒も飲まぬ、まったくのシラフの状態なのに千鳥足になり吐き気まで催しながら、なんとか逃亡に成功する。
わたし、別に『彼氏と過ごしたい』とも『リア充氏ね』とも願っていない。
ただ、平和に過ごしたいだけなんだぜ！？
なぁサンタクロース、聞こえるか！！？
しかし今回のことで思い出した。最近、忘れかけていたが、自分は『ビビリ』と『ヘタレ』が持病なのであった。
小学生のころ、私は『せいめいほけん』が怖かった。
あんなものをかけられたら『ほけんきんさつじん』で殺されてしまうと信じきっていた。
大人になっても『せいめいほけん』はかけまい、と思っていた。
高学年になり平和学習で『第二次世界大戦』を勉強してからは、私はさらに何気ない日常から恐怖を見出すようになった。
サイレンが聞こえては、「いまのは空襲警報じゃないのか」と怯え、
バタバタ大きな音をたてて飛行するヘリコプターは「Ｂ２９だ」と地上で逃げまわり、
わけもなくアメリカに対して「敵国だ」とビビッていた。
隣の広島では、さらに念入りに平和学習をすると聞いた。
広島県民に生まれていたら１人で鎖国を起こしそうだ。
日本が平和条約を結んでいた事は知っていたが、第二次世界大戦の時には開戦前に平和条約を結んでいた国も参戦したことを授業中に教員から聞いていたのである。余計なトリビアを言ってくれたものだ。
よって母親からの「日本はもう戦争しないから大丈夫よ」という言葉も、「この人は何もわかっていやしない…」と耳を貸さなかった。
神社の清掃や休日の行事を知らせる、のどかな町内放送さえも私を恐怖に陥れた。
山の多い田舎での町内放送は、いかんせん聞こえづらく、何をいっていても「ただいまより戦争が始まりました」と言っているのではないかと、母親に何度も確認した。
一度、母親の留守番中に聞こえづらい町内放送が流れた時はパニックに陥って祖父母に電話をかけたのを覚えている。
明日の清掃開始時刻のお知らせの町内放送を開戦の放送と聞き間違える孫を、戦争体験者は一体どう思ったのだろうか。
大人になってもビビリは治らない。
この季節、ストーブの着火時に少し妙な音がするだけで「もしや、この中には灯油ではなくガソリンが…」とビビる。
友人と劇場版『ＳＰ』を見に行ったときは上映前に買ったペットボトルドリンクを始まって20分でカバンにしまった。
何故ってチビったら困るからである。
そしてここ最近、そんな私をビビらせる出来事があった。
2012年12月21日。マヤの予言である。
ノストラダムスも信じてビビリまくっていたが、今回は日にち指定であったため、年越しより幾分ヘビーなカウントダウンの気分を味わう羽目になった。
そもそも12月21日に滅亡するというが、どのタイミングなのかというのも考えた。
12月21日になった途端に終わるのか、21日の日中に隕石だとか滅亡の原因となる何かしらが起こるのか、21日という日が終わると同時に「消灯ですよ」ってな感じでパチンと終わるのか。
なにかが起こったら怖いので、12月20日と21日は、12時を待たずにさっさと眠りにつくことにした。おかげで『検索ちゃん』を見逃した。
眠りにつくギリギリのラインで、変な水音が耳につき、「水面が上昇してきている音か！？」と一瞬思ったが、そのまま眠りにつくことができ、無事に目覚める事もできた。
目が覚めて冷静になって考えれば、あの音は溝へ流れる生活廃水の音だったのだろう。
まぁ、今回はＮＡＳＡが堂々と「ありえない！」と公言してくれたので、そこまでビビることはなかった（これでも）
まぁ、あと何回滅亡予言あるんだよ、と思わなくもないが。
メメント・モリ。死を想え。
やり残したことはないか、後悔しないように生きてないか。
ときどき考えるのもいいんじゃないかと思います。
常にそんなこと思って生きるのは、生き急いでいるようで、個人的にあまり好きではないけど。
「やり残したこと」を考えた結果、まだ見ていないお笑いＤＶＤだ、書いてなかったmixi日記だ、もう１度読み返したい本だ、すべて室内でできることだったのは少し切なかったですが。
まあ、2012年、どうやら生き残りましたので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
また今年も一年、余計な心配かけたり（主に春）、「読んで損した、時間の無駄だ」という日記を読ませてしまったり（これはランダム）ご迷惑たくさんかけました。
お褒めのコメントくださった方々、どうもありがとうございました。
人知れず笑ってくださった方々、どうもありがとうございました。
ではあと10数時間となりましたが、よいお年を。
来年もよい年となりますように。
ログインしてコメントを確認・投稿する