「探偵はBARにいる」「アフタースクール」で、ナチュラルで軽快な演技で楽しませてくれる大泉洋。
「純喫茶礒辺」で、メイド服できれいな脚をさらして天真爛漫に微笑んでいた麻生久美子。
この人も自然体でいいね
この二人のダブル主演でつまらない訳がない。
とは言え、聞いたことがない監督さんだったから、少々不安だったんですけどね。
17歳で娘を生んだアキ(麻生久美子)と中学生のハツキ(三吉彩花)の元に、世界放浪から帰ってきたヤグ(大泉洋)が転がり込んでくる。
このヤグが何も考えていなくて、底抜けに明るくて、すごくいい(笑)。
さすが大泉洋、こんな役はピッタリ
ヤグ専用ザクのシーンでは、大泉洋の一人芝居の芸達者にクスクス笑ってしまいます。
でも笑いだけじゃなしに、
ハツキを迎えに学校に来たヤグが叫んだ言葉が胸にグッと来たり、
終盤、ヤグの過去や思いが分かるにつれて、後ろの席から鼻をすする音が聞こえてきたり、
この映画、派手じゃないけど、けっこうお得でしょうよ
大泉洋にビンタをされたハツキ役の三吉彩花が、痛さのあまりに泣いたと舞台挨拶でインタビューに答えていたけど、劇中そのビンタが意外とちゃちかったのはご愛嬌
(笑)
大泉洋がしっかりとボーカルをするパンクバンドのシーンでは、麻生久美子もステージに立つんだけど、「ウタヒメ」の黒木瞳よりはカッコよかったです
タイトル「グッモーエビアン」
フランスかどこかの水か?覚えにくいタイトルだなと思っていたけど、映画が始まってすぐに種明かし。
帰ってチラシを見たらちゃんと書いてありましたけどね
映画を観た人や、原作を読んだ人は分かるけど、ちょいと損なタイトルですよね。
ただでさえ少ない上映館。
わたしが観た西宮では、開幕週は1日4回上映だけど、
次週からいきなり早朝とレイトの2回に減るのは、配給がTOHOじゃなくショウゲートだからか?
楽しくって心が暖かくなるいい映画なのに、お正月まで上映するのかしら?
ちょっと心配です。
お早めにどーぞ
お薦めです
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