mixiユーザー(id:2760930)

2012年11月26日09:06

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充電式電池

色々な物に充電式バッテリーが当たり前に使われるようになって、おおよそ15年。

・携帯電話、スマートフォン
・ゲーム機
・ノートパソコン、タブレットPC
・スチルカメラ、ビデオカメラ
・ハンディタイプ掃除機
・その他いろいろ

昔から使われていたニッケル水素タイプのバッテリーから、リチウム系バッテリーに変わってから体積比で2倍かそれ以上の効率になったはずだった。

でもメーカーはその分バッテリーサイズを小さくしてくる。
その結果、使用時間はあまり伸びてない気がする。


スマートフォンのバッテリーの減りの早さの悪評は悲惨。
バッテリーだけの問題じゃなく、無駄に常駐アプリが電池を消耗するなど問題もあると思うけど、求められる電力や用途に対して、バッテリー容量が少なすぎることは間違いないと思う。

しかもほとんどの機種は自分でバッテリー交換ができないから、昔の携帯電話のように予備バッテリーを持ち歩いて、バッテリーがなくなったら自分で交換することもできないひどさ。

自分で交換ができないから、契約の2年縛りの後半には満タン充電しても新品の時の半分以下しか使えない結果になることもある。


特にひどいと思うのは、ノートパソコンとカメラのバッテリー。
今まで様々なタイプのノートパソコンを5台使ってきたから、いかにノートパソコンのバッテリーの持ちが悪いかよく分かる。

すべてのノートパソコンに言えることは、バッテリーが劣化してない新しい状態でもカタログ値の、おおよそ60%前後でバッテリーがなくなる。

例1 3時間と書かれてたら2時間使えない
例2 8時間と書かれてたら5時間使えない

カタログ値は、バッテリーにとって理想的な気温22℃前後での使用、アイドリング状態に近い状態での測定だから、実際の使用時間はカタログ値に達しないことは分かるけど、60%ほどしか使えないのはひどい。

もちろんCPU全開が続く作業をやるわけでもなく、バッテリーが苦手とする氷点下で使うわけでもなく、液晶の明るさを全開にしているわけでもなく、無駄な常駐アプリが起動しているわけでもない。
軽作業がメインでもカタログ値の時間の70%を超えることは、まず不可能というひどさ。


カメラのバッテリーも悲惨だったりする。
今までスチルカメラ3台と、ビデオカメラ1台を使ってきたけど、すべて脅威的にバッテリーの持ちが悪い。
運悪く自分が買ったものに限ってひどかった可能性もあるけど、すべてが運が悪かったと考えるのは無理があるし。

特にスチルカメラは、シャッターを押してからの約2秒間の間に、機械的な動作、画像処理、ストロボのチャージを、同時、または連続的にやることになるから、瞬間的にかなり大きな消費電力が求められて、その時にバッテリー切れになったりする。

特に寒いと、バッテリーが比較的新しい時でも、10回も撮影できずにバッテリー切れになったことが何回もあった。
そして、そのバッテリー切れになったバッテリーを持ち帰り、充電しないまま室温24℃ぐらいの場所で再度使うと、10回〜20回ほど撮影できたりする。

結局、バッテリーサイズが極めて小さく容量も少ないから、寒かったりするとバッテリーが弱って、求められる電力に対して必要な電圧が維持できないからバッテリー切れ扱いになる。


世の中の様々なバッテリーを使う機器は進歩したけど、バッテリー容量がいつも限界ギリギリだから、バッテリー残量におびえながら使わなきゃいけなくて不愉快極まりない!

メーカーは、コスト比率の高いバッテリーの容量を限界ギリギリまで減らして価格を下げて価格競争力を強くしなきゃいけないのは分かるけど、重要なバッテリー持続時間が犠牲になったら使用者をガッカリさせる結果になるだけだと思う。

一度でも、○○のメーカーの○○はすぐに電池が切れた!と嫌な経験したら、次からはそのメーカーの製品は避けようとする人も多いと思うし。


メーカーもバッテリー持続時間に問題があることは分かっていると思うけど、過剰に安物に飛びつく購入者や、事情も知らずに薄型コンパクトを求める人たちの声を取り入れると、そのしわ寄せはコスト比率が高いバッテリーを小さくして価格を下げて、『安いですよ〜!コンパクトですよ〜!』 とインチキくさい宣伝をするしかないのかな。

結局は、購入者がモバイル機器のバッテリーの重要性をよく考えた姿勢を持たないとメーカーも理想的な製品が作れないのかもしれない。
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