稚内のチャンス

世界は激動している。
アメリカの中東での存在感が薄れ、あちこちで戦争、暴動が始まっている。
ソ連が崩壊し、新たな資源シェールオイルを手に入れたアメリカに、今後資本主義世界の警察として共産国と対峙したり中東を安定させたりする必要もない。
中国があまり大きくなりすぎないよう監視は続けるだろうが。

そして今、これらの世界の動きはまさに稚内にとって大きなチャンスでもある。

アメリカが自国で膨大なオイルを発掘できるようになり、
これまで火力発電に使われていた石炭は必要なくなり、
ヨーロッパに安価で供給されることになる。

これまでヨーロッパ諸国はロシアの天然ガスにかなり依存していたが、
アメリカからの安い石炭に変えることでロシアの呪縛から脱却できるようになる。
困るのはこれまで一人勝ちしてきたロシアである。

現にプーチンは天然ガスの販売量減少を見越して樺太にガス発電所を作り日本に電気を売ろうとしているらしい。
海底に送電線を敷き、北海道に陸揚げする。
その窓口となるのは、当然稚内。
蟹は稚内に上げても輸送コストがかかってしまうが、
送電線は日本を隈無く網羅している。

ここに商機あり。
稚内の諸君には知恵を絞って稚内を潤す方法を考えてほしい。