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2012年11月07日02:28

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「009 RE:CYBORG」舞台挨拶(大阪)

斎藤千和さんと言えば、声優ファンなら誰もが憧れる最強若手実力派声優!!

たとえ、ゆいかおりがどんなに天使であったとしても、
その存在感は決して揺らぐ事はありません!!

その斎藤千和様が、映画「009 RE:CYBORG」の舞台挨拶で、
大阪に降臨されるとは、えらいこっちゃです!!!!!!

と、いうわけで、10月28日(にちようび)、
梅田ブルク7で開催された舞台挨拶付き上映に参加させていただきました。

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石井朋彦プロデューサーの司会により、

神山健治監督と斎藤千和さんが舞台に登場。


神山健治監督(以下・神)
「はい、皆さん、おはようございます。」


斎藤千和さん(以下・斎)
「はい、皆さん、おはようございます。
にちようびの朝からありがとうございます。
映画の前ですのでネタバレはできませんが、
皆さんの気持ちを映画の前にあっためられたらな、と思います。」


神「原作は今から50年前に、もう描かれているわけですが、
当時の時代背景が少年マンガの中に取り入れられていて、
映画にも取り入れていこうと。」


(3DCGアニメについて。)

斎「そうですね、あの、初めての体験な訳じゃないですか。
でも、普段アフレコしている、
私達が馴染んでいるアニメでもあるんですよ。
だから、新しいけど馴染んでいる、という不思議な体験でした。
アニメなんですけど、動きがすごいリアルなんですよ。
なので、大変でした。(笑)
普段の口パクは、『あ、絵なんだなー。』という感じなんですが、
ものすごく人間味があって、精度がもっと上がっていたんで。
あと、目線とか表情がすごく動いていて。

人間って、喋る時、そんなにゆっくり喋らないじゃないですか。
さっきみたいに『おはようございます!!』っていう感じで。
人間っぽさっていうものがすごい表現されていて、新感覚でした。

多分、普段人間が喋っている速さで喋っているので、理解はしやすいと思います。


私、ずっと昨日から舞台挨拶でいろんなお話を聞いていくうちに、
003ってすごいヒロインだなーっていうことが分かりました。
ちょっと失礼でしょうけど、これまで私が関わった作品と違う感じで、
お客さんの年齢層が高めです。
私はどちらかという大興奮な感じなんですが。(笑)
その中で、感じたのは003が初恋の人なんだ、っていう人がすごく多くて、
今はアニメもキャラクターも溢れているので、
この人しかいない、っていうくらいのキャラクターって
つくりにくいんだろうなーって思います。
003はそういう確固たるキャラクターとして存在していたんだなー、と。

003は大人っぽいキャラクターで、
どうして私にそういう役をキャスティングしてくれたんだろう、と
ずっと怖くて聞かなかったんですけど、
ちょっと少女っぽいところがあるんですよ。
そこの可憐さとか奥ゆかしさがポイントのキャラなのかなーと思って、
皆さんの初恋の人のイメージを壊さないようにやれたらいいなと思ってやっています。」


神「可憐さだけでなく、強さも感じて、
003は斎藤さんがベストだったんじゃないかな、と思います。」


斎「ありがとうございます。

フランソワーズは、フランス人なんですが、
すごく大和撫子というか、
想いをぐっと胸に抱いて、でもそれをむやみやたらに表に出さない。
私だったら、『信じてる信じてる信じてる!!』って言っちゃうんですけど。
それは学ぶべきところだな、と思います。

今回、ジェットとジョー、他のキャラもそうなんですが、
ペアで行動するところがよく出てくるんですけど、
男の友情がすごく羨ましいと思いました。
河川敷で殴り合って、
『おめー、つえーなー。』って言って、鼻血出して話し出す。(笑)
信じあってるけど、男同士だから戦わないといけない、という。
宮野真守さんと小野大輔さんを
『いいなー、男子って。』という感じで見ていました。

歴史ある作品で、私が生まれる前からお好きだった方もいらっしゃると思います。
こういう歴史ある作品、素晴らしいヒロインに関わらせていただいて、
幸運をひしひしと感じます。
でも、おごらずに、今自分にできる演技をしました。
『009』という作品を観て、
人間の中にある正義というものを考えてほしいな、と思います。
きっと、正義というのは、必要な時には目覚めさせないといけなくて、
これは、そういうものを気づかせてくれる作品だと思います。
皆さんの中に眠っている正義みたいなものを呼びおこしてくれたら嬉しいです。」



こうして、約30分の舞台挨拶は終了。


斎藤千和さん、今回の舞台挨拶では、
いつもより落ち着いた、大人っぽいお声でドキドキしました。

そして、相変わらず、舞台挨拶中、ずっとニコニコされていて、
とても感じのよさがにじみ出ていましたし、
言葉の一言一言から発せられる、あまりのオーラの凄さに、
声の響きのあまるの美しさに、
舞台挨拶が終わった後、軽く脳震盪を起こしてしまいました、、、。






そして、映画本編ですが、
やはり、というか、、、ですが、
「009」の世界観を使った「攻殻機動隊」という感じでした。(爆)

『手放しで大絶賛はしないけど、悪くはない。』という感想です。

個人的には、なんとなく90年代押井守作品のような空気感を感じて懐かしかったです。

そして、斎藤千和さんの003は、
現時点における斎藤千和さんの最高レベルの「大人の女」演技で、
いちファンとして、「聴けてよかった!!」としか言いようがありません!!

あの「山奥の図書館の司書」や「ちびっ子天才教師」の中の人が、
ここまで「大人の女性」を演じるようになったのか、と思うと感動的なものがあります。

あと、斎藤千和さん、003の他にも、結構重要なキャラである
トモエというかわいらしい高校生の女の子の役も演じられていて、
これが003とは全く別物の演技で、この人の演技の引き出しの豊かさに驚かされました。

舞台挨拶で感じた、それ以上のオーラを劇中の演技から感じることができ、
斎藤千和さんの声優としての凄さをあらためて感じさせられた映画でもありました。

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